劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン

劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン

『劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン』は、2011年12月23日に東宝系で公開されたアニメ映画であり、人気シリーズ「イナズマイレブンGO」のスピンオフです。本作は、2D及び3Dの両形式で同時に上映され、多くのファンを魅了しました。

概要

本作のキャッチコピーは「化身大戦、はじまる!」。映画館での前売り券特典として、亀崎河童のパスワードが記載されたトレーディングカードが配布され、さらに入場者特典としては『イナズマイレブンGO シャイン/ダーク』に利用できる中学時代のキャラクターたちのパスワードが記載された「天馬絵馬」、および『イナズマイレブンGOバトルスタジアム』へのイナップが提供されました。

公開初日にあたる12月24日と25日の2日間で、興行収入1億3,826万9,800円、動員11万2,646人を記録し、映画観客動員ランキングでは初登場3位にランクインしました。後に2012年7月4日にはDVDとBlu-rayが発売され、多くのファンに支持され続けています。

ストーリー

物語の舞台は、「フィフスセクター」と呼ばれるサッカー管理組織がサッカーの試合の勝敗を操作し、全国のサッカーがその統制下に置かれた世界です。この新しいシステムに奮闘するのが、雷門サッカー部に新入部員として加わった松風天馬です。彼らは、仲間と共に真のサッカーを取り戻すため、数々の試合に挑む姿が描かれています。

雷門イレブンはフィフスセクターが主催する「ホーリーロード」という大会に参加し、試合を重ねていく中で成長していきます。この大会は中学少年サッカー日本一を決定するものであり、同時に次期聖帝をも選ぶという重要な場面でもあります。しかし、勝敗があらかじめ決まっている中で、松風たちはその指示を無視して本気で戦う決意を固めていきます。やがてフィフスセクターから雷門イレブンに対し強化合宿への参加要請が届くことになり、物語は新たな展開を迎えます。

登場人物・キャスト

この映画には多くのキャラクターが登場し、個々の役割が物語を深めています。

• - 松風天馬 - テレビアニメでお馴染みの主役キャラ。
• - 剣城京介や神童拓人を含む雷門イレブンのメンバーが豪華な声優陣により表現されています。

大人キャラとして円堂守や鬼道有人も登場し、それぞれが物語に重要な影響を与えます。フィフスセクターのキャラクターたちも個性的に描かれており、映画全体に厚みを持たせています。

スタッフ

本作の企画や脚本、総監修は日野晃博が担当し、監督には宮尾佳和が起用されました。アニメーション制作はOLM TEAM KOITABASHIが手がけ、プロデューサーには多くのスタッフが集結しました。

映画の音楽も重要な役割を果たし、オープニングテーマはT-Pistonz+KMCの「虹を超えて天までとどけっ!」が担当し、感動的なバラード「僕らの楽園」がエンディングとして流れます。

小説版

映画の公開にあわせて、小学館ジュニアシネマ文庫から小説版がリリースされ、冨岡淳広が執筆しました。この小説版は、映画本編を補完する形で登場人物たちの心情やサッカー界の社会的状況を描写しており、ファンにとっての必読書となっています。

映画『劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン』は、サッカーへの情熱を持つ多くの青少年に感動を与える作品であり、好きなキャラクターたちの奮闘と成長を描いた作品として、今なお愛されています。

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