劇場版イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W

劇場版イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W

『劇場版イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W』は、2012年12月1日に公開されたアニメーション映画で、東宝が配給を担当しました。この作品は、レベルファイブが制作した『イナズマイレブンGO』と『ダンボール戦機W』という二つの人気シリーズのクロスオーバー映画です。本作は『イナズマイレブン』シリーズにとっては3作目、『イナズマイレブンGO』シリーズでは2作目となり、また『ダンボール戦機』シリーズにおいては劇場作品としては初めての制作となります。

作品の特徴

本作の最大の特徴は、サッカーとロボットのバトルが融合した展開です。これまでのシリーズとは異なり、全編が2Dで構成され、3D上映は行われませんでした。また、『イナズマイレブンGO』のキャラクターは、テレビシリーズよりも高い頭身で描かれており、逆に『ダンボール戦機W』のキャラクターは、色合いが強化されています。このように、両作品のキャラクターは互いに調和を保ちながら新しいデザインで登場します。

また、作品の背景にはサッカー禁止令やブレインジャックといったテーマがあり、前作との時系列設定がされていないことから、パラレルワールド的な要素も含まれています。公開当初から注目を集め、プレミアム特典として、映画前売券の購入者には特別なデータパスワード付きのLBXが配布され、観客の関心を引きました。

興行成績

公開初日には270スクリーンで上映され、2日間の興行収入は1億7355万円を記録し、動員数は172,222人に達しました。この成績は映画観客動員ランキングで初登場の3位を占め、最終的な興行収入は6億8000万円に達しました。2013年6月5日には、DVDとBlu-rayがリリースされ、さらなる人気を博しました。

ストーリー

映画のストーリーは、日本少年サッカー界の頂点「ホーリーロード」の優勝チーム、雷門中サッカー部を中心としたオールスターの「新生イナズマジャパン」と、過去の名チーム「イナズマレジェンドジャパン」が行うエキシビションマッチから始まります。この試合の興奮が高まる中、突如として現れた無数のLBXロボットにより、試合は中断を余儀なくされます。続いて、最強のLBXプレイヤーである山野バンたちが登場し、彼らが操るLBXが試合の流れを変えようとします。このようにして、異なる次元同士の衝突が描かれ、視聴者は予測不可能な展開に心を奪われます。

登場キャラクター

本作には、多彩なキャラクターたちが登場します。『イナズマイレブンGO』からは松風天馬や剣城京介などが、そして『ダンボール戦機W』からは山野バンや大空ヒロなど、各作品で人気のキャラクターたちが関わり合い、個々の役割を果たします。

まとめ

本作は、サッカーとロボットアクションが融合した新しい冒険を描き、友情や勇気、そしてチームワークの大切さをテーマにしています。監督の宮尾佳和やプロデューサー陣が実現したこの素晴らしい作品は、両シリーズのファンにとっても新たな楽しみを提供するものでありました。興奮のバトルと心温まるストーリーが、観客をさまざまな感情で包み込みます。

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