加古川市立神吉中学校
加古川市立神吉中学校
加古川市立神吉中学校（かこがわしりつ かんきちゅうがっこう）は、兵庫県加古川市東神吉町神吉に所在する公立中学校です。地域に根差した教育を展開しています。
沿革
当校は、加古川市と高砂市が共同で設置・運営していた宝殿中学校（現在の高砂市立宝殿中学校）の生徒数が増加したため、その校区の一部を分離する形で設立されました。1975年（昭和50年）4月1日に開校し、初年度は東神吉町と西神吉町を通学区域とし、1年生のみ276名で新たな歴史をスタートさせました。この時の入学式は、近隣の加古川市立東神吉小学校の施設を借りて行われました。
開校から2年後の1977年（昭和52年）10月1日には、創立記念式典と記念運動会が盛大に開催され、校歌も制定され披露されました。その後、生徒数は順調に増加し、1986年（昭和61年）には新入生が527名を数える規模となりました。しかし、2010年には入学者が274名となるなど、時代の変化と共に生徒数も変動しています。
教育環境の整備も進められ、2000年（平成12年）4月13日には、加古川市民病院内に院内学級「若草学級」が開級しました。また、2005年（平成17年）4月5日には、肢体不自由学級の新設に対応するため、校舎のバリアフリー化工事が完了し、より多様な生徒を受け入れられる体制が整えられました。2006年（平成18年）4月1日には、加古川市米田町の一部区域が新たな校区として加わっています。
長らく続けられてきた特色ある取り組みとして、開校当初からノーチャイム制度がありましたが、2013年頃からチャイムが使用されるようになり、2017年（平成29年）12月にはこの制度が正式に廃止されました。
特色
神吉中学校は「自主誠実」を校訓として掲げ、生徒たちの自律性と誠実な心を育むことを目指しています。かつては開校当初よりチャイムを使用しないノーチャイム制度を取り入れていましたが、時代の流れと共に変更され、2017年に正式に廃止されました。また、学校内の購買では無人販売方式を採用しており、生徒の自律的な行動を促す一助となっています。
主な年間行事・活動
学年に応じた教育活動が計画されています。
- - 1年生：学校外での学習活動として校外学習が実施されます。
- - 2年生：地域の事業所などで就業体験を行うトライやるウィークに参加します。
- - 3年生：平和学習などを目的とした長崎への修学旅行が実施されます。
部活動
生徒たちは様々な部活動で活発に活動しています。
運動部
文化部
国際交流
過去には国際交流の機会も持っています。1999年（平成11年）10月には、チェコ共和国のプエリ・ガウデンテス合唱団が来校し、交流を深めました。また、2001年（平成13年）には、米国教育者招聘フルブライト事業の関係者が視察に訪れています。
校区
加古川市立神吉中学校の通学区域は、主に加古川の右岸地域南部に位置する以下の小学校の通学区域に該当します。
交通アクセス
学校への主なアクセス方法は以下の通りです。
著名な卒業生
当校からは、様々な分野で活躍する著名人を輩出しています。
隣接校
神吉中学校の通学区域は、以下の学校区と隣接しています。
これらの情報から、加古川市立神吉中学校が地域の歴史と共に歩み、多様な教育活動を展開していることがわかります。
もう一度検索
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。