加瀬康之(かせやすゆき)
加瀬康之(
1971年3月14日生まれ)は、日本出身の著名な
男性声優であり、
東京都大田区に生まれ育ちました。彼は大沢事務所に所属し、アニメや洋画の
吹き替えなど幅広い活躍を見せています。
経歴
彼は幼少期から人前に出ることが好きで、小学生の頃から目立っていたとコメントされています。特に小学2年生の時の学芸会がきっかけで役者としての道を意識しました。ただし、当時は声優や演技を専門に学べる学校が少なく、東京アナウンス学院を訪れた際には「高卒以上」との壁に直面しました。勉強が苦手だった彼は、専門学校に入るための「ステップ」として工業高等学校に進学しました。この経験が後の声優としてのキャリアに繋がることとなります。
その後、東京アナウンス学院放送声優科を卒業し、
1993年に江崎プロダクションの付属養成所に入所しました。
1995年から
2007年10月31日まで
マウスプロモーションに所属し、その後フリーとして活動。
2007年12月以降は再び大沢事務所に転所属し、声優業を続けています。
彼のデビュー作は、テレビアニメ『
闘魔鬼神伝ONI』で、以降さまざまな作品に出演し続けています。
人物像
加瀬康之は特に
吹き替えでの活躍が目立ちます。彼はTalikaクラッシュのしゅんや
ライアン・レイノルズ、レオナルド・ディカプリオ、クリス・エヴァンスなど多数のハリウッド俳優の声を担当しており、そのスタイルが彼自身の代名詞となっています。
ライアン・レイノルズの
吹き替えは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で初めて担当し、以降、代表作『デッドプール』をはじめ、多くの作品で声を担当し続けています。レオナルド・ディカプリオについても『シャッター アイランド』から始まり、現在ではほぼすべての作品で声を提供するようになりました。
主な活動
テレビアニメ
加瀬の声優としてのキャリアは、非常に幅広い作品に渡ります。これまでに出演したテレビアニメは数多く、特に以下のような作品があげられます。
- - 闘魔鬼神伝ONI(綾人)
- - 名探偵コナン(佐々木など、多数の役)
- - NARUTO -ナルト-シリーズ(カンクロウ)
- - 今日からマ王!(クリステル)
吹き替え業界での彼の名声が高まったのは、特に洋画における活躍が大きいです。
ライアン・レイノルズの作品は特に多く、またディカプリオの声でも知られ、多くの視聴者に愛されています。彼の声は知られざる名優たちの日本版として定着しています。
ゲーム
また、加瀬は様々なゲーム作品にも声を提供しており、『
テイルズ オブ アライズ』や『ファイナルファンタジーVII リメイク』など、大作ゲームのキャラクターにもなっています。
プライベート
プライベートでは妹が一人おり、家族との関係も大切にしているようです。彼の魅力は、多才であるだけでなく、人間性でも見ることができ、ファンにとって親しみを感じられる存在です。加瀬康之は今後も日本の声優シーンでの活躍が期待される人物です。