加藤修平

加藤 修平

加藤 修平氏は、1949年（昭和24年）1月28日に神奈川県足柄上郡南足柄町（現在の南足柄市狩野）に長男として生まれました。日本の政治家であり、現在、南足柄市の市長を4期務めています。

経歴

地元の南足柄市立南足柄小学校、南足柄市立南足柄中学校を卒業後、神奈川県立小田原高等学校に進学。その後、日本大学法学部を卒業しました。

大学卒業後の1973年（昭和48年）4月、南足柄市役所に入庁し、長年にわたり市政に携わります。市役所では、秘書課長、福祉健康部長、議会事務局長など、市政の様々な部署で重要な役職を歴任しました。

また、市役所勤務の傍ら、2009年度（平成21年度）には南足柄自治会長連絡協議会の会長を務めるなど、地域活動にも深く関わりました。

政治家としての歩み

長年の行政経験と地域での活動を経て、加藤氏は政治家への道を歩み始めます。最初の市長選挙への挑戦は2007年（平成19年）でしたが、この時は現職の沢長生氏との一騎打ちの末、惜しくも落選しました。

しかし、2011年（平成23年）の南足柄市長選挙で再び立候補します。この選挙では、現職の沢氏が推進していた小田原市との合併構想に対し、「南足柄市が吸収される形になる」と明確に反対する姿勢を打ち出し、市政の継続性を問う現職候補、元小田原市職員、元市議会議員といった合計3名の対立候補との選挙戦に挑みました。結果、有権者の支持を得て初当選を果たし、同年4月30日に南足柄市長に就任しました。

2015年（平成27年）の市長選挙では、元市職員の鎌田雅博氏を相手に戦い、2期目の当選を果たしました。この選挙では、前回の選挙で加藤氏と争った沢長生氏と杉本健二氏がそれぞれ鎌田氏の後援会長と事務局長に就任するなど、前哨戦のような様相を呈しました。

続く2019年（平成31年）の市長選挙では、元市議会議員の星崎健次氏らを退け、3期目の当選を果たしました。

そして、2023年（令和5年）の市長選挙では、元市商工会長の笠井進氏を破り、4回目の当選を果たし、現在に至ります。

市政における取り組み

市政においては、多様な市民ニーズに応えるための施策を進めています。2021年（令和3年）6月22日には、LGBTなど性的少数者のカップルを市が公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」について、隣接する大井町との間で相互利用に関する協定を締結しました。これにより、南足柄市または大井町のどちらかで宣誓を行ったカップルが、もう一方の市町に転居した場合でも、制度が継続されることとなりました。この制度は同年7月1日から運用が開始されています。

公務に関わる動きとしては、2018年（平成30年）12月24日に南足柄市文化会館で開催された、統一教会（現・世界平和統一家庭連合）の関連団体である「真の家庭運動推進協議会（APTF）」西神奈川小田原支部主催の「Xmasファミリーフェスティバルin足柄」に、公務として出席しました。

長年の行政経験と地域での信頼を基盤に、南足柄市の市政運営を担っています。

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