大井町

神奈川県足柄上郡大井町

神奈川県の南西部に位置する大井町は、足柄上郡に属する町です。町の西端には酒匂川が流れ、北東部から東部にかけては大磯丘陵が連なっています。中央部から南部にかけては平地が広がっており、酒匂川から分水した酒匂堰が町の中央部を流れ、菊川と合流して小田原市へと続いています。

地理

町の中心部には水田が広がり、これは町域面積の約10％、耕地面積の3割以上を占めています。また、丘陵地ではみかんなどの果樹栽培が盛んです。町の北部は松田[[町]]と隣接しており、東名高速道路の大井松田インターチェンジや御殿場線松田駅、小田急小田原線新松田駅にも近いことから、近年は都心からのアクセスも良く企業の進出もみられます。

隣接する自治体は、小田原市、秦野市、足柄上郡の中井[[町]]、松田[[町]]、開成町です。

行政

町長は小田眞一氏で、2018年12月22日に就任し、現在1期目です。町の行政機構は、町長の他に会計管理者、会計室、副[[市[[町村]]長]]、防災安全室、総務部、町民部、福祉部、環境部、経済建設部などがあります。

行政区域の変遷

1956年（昭和31年）4月1日に、相和村、金田村、曽我村の一部が合併して大井町が発足しました。

地区

大井町は、旧曽我村の西大井、上大井、旧金田村の金手、金子、旧相和村の山田、柳、赤田、高尾、篠窪といった地区で構成されています。

立法

町の立法機関として町議会があり、議会運営委員会、企画経済、教育福祉の各常任委員会、議会だより編集委員会が設置されています。

産業

大井町では、約6000世帯のうち、約500世帯が農家、約70世帯が林業に携わっています。

農林業

町域面積の約4分の1が耕地であり、農家数は減少傾向にあるものの、町を支える重要な産業です。2000年のデータでは、耕地面積は361haで、作付延べ面積は327ha。内訳は田が124ha、畑が237haで、特にみかん栽培が盛んです。

サービス業

かつて第一生命保険の大井本社があった大井第一生命館ビルは、現在ブルックスホールディングスが所有しており、町内のランドマーク的存在となっています。

健康・福祉

町内には、大井町保健福祉センターやふれあい館などの保健福祉施設があります。

教育

小学校は大井小学校、上大井小学校、相和小学校の3校、中学校は湘光中学校、高等学校は神奈川県立大井高等学校があります。

施設

町内には、そうわ会館、大井町図書館、大井町立郷土資料館、大井町立中央公民館、大井町総合体育館、大井町山田総合グラウンドなどの施設があります。また、明治大学天文部足柄観測所も所在します。

交通

鉄道路線

JR御殿場線の上大井駅と相模金子駅が町内にあります。また、御殿場線松田駅や小田急小田原線新松田駅、開成駅、栢山駅も町境に近く、利用圏内です。

バス路線

富士急モビリティが運行しています。

道路

東名高速道路の大井松田ICや東名大井BSがあり、国道255号、神奈川県道72号、77号、78号、708号、711号、714号などの道路が整備されています。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

毎年8月には「大井よさこいひょうたん祭」が開催されます。この祭りは、上大井駅の日よけとして設置されたひょうたん棚がきっかけで始まりました。祭りに合わせて「ひょうたん娘」が選ばれます。また、食用瓢箪を使ったお菓子ブランド「福ゞ瓢箪」も人気です。その他、「いこいの村あしがら」などの観光スポットもあります。

名産品

フェイジョア、はるみ（米）、いちじくなどが大井町の名産品です。

著名な出身者

小田眞一（大井町町長）、渋谷謙人（俳優）、諸星すみれ（声優）などが大井町出身です。

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