加藤夏海

加藤夏海

フリーアナウンサーとして知られる加藤夏海（かとう なつみ）は、1986年7月20日生まれ。現在は舞夢プロに所属し、既婚である。

愛媛県西条市で育った加藤氏は、西条市立西条北中学校時代はバレーボールに打ち込んでいた。この頃の同級生に、後にプロサッカー選手として世界で活躍することとなる長友佑都氏がいたことは、特筆すべきエピソードの一つである。

立命館大学を卒業後、2010年に地元・愛媛県の放送局であるテレビ愛媛にアナウンサーとして入社した。入社して間もない同年7月には、中学の同級生である長友氏が「愛媛県文化・スポーツ賞」を受賞した際の授賞式を取材するという、キャリア初期における印象的な経験をした。加藤氏は、テレビ愛媛に入社する前の2010年正月に開かれた同窓会で、偶然にも長友氏と再会を果たしていたという経緯もあった。テレビ愛媛在籍時には、『EBCスーパーニュース』などを担当。また、2012年9月には、フジテレビのニュース番組『FNNスピーク』で、同局アナウンサーの夏期休暇に伴う代理を務めた経験もある。

テレビ愛媛を2015年3月に退職した後、同年4月からは新たな挑戦として、NHK京都放送局で契約リポーターとしての活動を開始した。ここでは、『ニュース610 京いちにち』などの報道番組に携わり、京都の情報発信に貢献した。

NHK京都放送局との契約期間が2016年3月に満了したことを機に、加藤氏は2016年4月より舞夢プロに所属し、フリーアナウンサーとしてのキャリアを本格的にスタートさせた。フリーランスとして活動の幅を広げる傍ら、自身の長年の経験から培った独自のメソッドに基づいた、話し方や発声に関するレッスンの主宰も開始。アナウンサー志望者や一般の人々に対し、言葉の力を磨く指導を行っている。

順調にフリーアナウンサーとしての活動を続ける中、2019年に第一子を妊娠したことを公表。これに伴い、同年3月をもって出演していたテレビ・ラジオのレギュラー番組すべてを降板する決断を下した。しかし、アナウンサーとしての仕事や、自身が主宰するレッスン講師としての活動については、体調を見ながら出産の直前まで継続する意向を示していた。

これまでの担当番組は以下の通りである。

テレビ愛媛時代
EBCスーパーニュース
FNNスピーク（2012年9月10日 - 14日、フジテレビアナウンサー・島田彩夏の夏期休暇に伴う代役）
NHK京都放送局時代
ニュース610 京いちにち
フリーアナウンサーへの転身後
キラりん滋賀（びわ湖放送、火曜日アシスタント）
MBSヨル隊「笑い飯哲夫の明るく元気なニュースシャワー」（MBSラジオ、2017年度のナイターオフ番組）
* ニュースなラヂオ（MBSラジオ、2018年4月2日 - 2019年3月25日）

現在は母として、またフリーアナウンサー、そして話し方講師として多角的に活動を展開しており、今後のさらなる活躍が期待される。

もう一度検索