加藤英美里

加藤英美里 (かとう えみり)

加藤英美里（1983年11月26日生まれ）は、日本の女性声優、歌手、女優であり、東京都福生市出身です。彼女はスターダストプロモーションに所属し、ファンクラブの会員を「エミリスト」と呼びます。

来歴

声優になるまで

彼女は幼少期からイラストやウェブデザインに興味を持ち、クリエイターを目指していました。しかし、高校三年生の時に友人に誘われ、アミューズメントメディア総合学院の見学に参加したのをきっかけに声優の道を選びました。その後、学院のパンフレットや公式サイトには彼女の卒業生メッセージが載っています。

キャリアのスタート

2004年、アニメ『今日からマ王!』でデビューし、ドリア役を演じました。この作品は彼女のファースト作品であり、アニメイベントではドリアのコスプレも披露しました。同年には『ネポス・ナポス』で初主演を果たしました。

2006年には『出ましたっ!パワパフガールズZ』で主役の赤堤ももこ役を演じ、2007年に放送された『らき☆すた』では柊かがみ役を担当しました。『らき☆すた』のオープニングテーマ「もってけ!セーラーふく」は、第12回アニメーション神戸で主題歌賞を受賞しました。

2008年にリリースした1stアルバム『vivid』を皮切りに、歌手としてもアクティブに活動を展開。声優業のみならず、音楽活動も行っています。2011年には声優ユニット『かと*ふく』を結成したが、2016年に活動を休止しました。また、同年にはNHKの『おかあさんといっしょ』で人形劇『ポコポッテイト』のミーニャ役を担当しています。

声優アワードでは、新人女優賞や助演女優賞を複数回受賞しており、着実に実力をつけてきました。

最近の活動

2022年1月、彼女は81プロデュースから退所し、2か月間のフリー期間を経てスターダストプロモーションに所属。同年12月にはテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女 2022 Season22』で本格的な女優デビューを果たし、その後も『警視庁インサイダー』に出演するなど、女優としての活動にも力を入れています。

人物

加藤は高校時代に鹿野優以という友人と親しい関係を築き、軽音楽部ではドラムを担当していました。ゲームが好きで、パーソナリティも務めた『A&G GAME MASTER GT-R』や『ヴァナTVラジオ』では特に『ファイナルファンタジーXI』のファンを公言しています。お笑いコンビ「さまぁ〜ず」の熱心なファンでもあります。

彼女は元気で明るいキャラクターを演じることが多く、最近では『バカとテストと召喚獣』で性格の異なる双子を一役で演じ分けるなど、その演技力には定評があります。また、アフレコやテレビ出演時には近眼のため、眼鏡を着用することがあります。

エピソード

声優デビュー作の『今日からマ王!』では、周囲の人気声優たちに緊張し、収録中に何度もNGを出す苦い経験も持っています。制作スタッフから内容を一切知らされず、「可愛く演じてほしい」とだけ言われた役『魔法少女まどか☆マギカ』のキュゥべえは、彼女にとって挑戦的な役割となりました。

加藤英美里は、キャリアの多様性や独自の個性で今後も多くのファンを魅了していくでしょう。彼女の新たな挑戦に期待が寄せられています。

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