勝間田町

勝間田町（かつまだちょう）

勝間田町は、かつて岡山県勝田郡に存在した町です。現在の勝央町を構成する一部であり、岡、小矢田、勝間田、黒土、平、太平台（一部）、畑屋、東吉田といった地域が含まれていました。

沿革

勝間田町の歴史は、明治時代の町村制施行に遡ります。

1889年6月1日：町村制の施行に伴い、勝南郡の岡村、小矢田村、勝間田村、黒土村、畑屋村、東吉田村が合併し、勝田村が誕生しました。役場は大字勝間田に設置されました。
1891年2月27日：勝南郡勝田村が勝間田村に改称されました。
1900年4月1日：勝南郡が勝北郡と合併し、勝田郡が成立しました。
1901年4月1日：勝田郡植月村のうち、大字平を編入しました。
1906年3月28日：勝間田村が町制を施行し、勝間田町となりました。
1954年3月31日：勝田郡植月村、古吉野村、高取村、および吉野村の一部（大字豊久田の杉原地区を除く）と合併し、勝央町となりました。

地名の読み方

勝間田町を構成していた各地域の地名は、以下の通りです。

岡（おか）
小矢田（おやた）
勝間田（かつまだ）
黒土（くろつち）
平（たいら）
太平台（たいへいだい）
畑屋（はたや）
東吉田（ひがしよしだ）

現在の様子

勝間田町であった地域は、現在の勝央町の一部として発展しています。各地域には、以下の郵便番号が割り当てられています。

709-4311 勝田郡勝央町岡
709-4312 勝田郡勝央町黒土
709-4313 勝田郡勝央町小矢田
709-4314 勝田郡勝央町東吉田
709-4315 勝田郡勝央町畑屋
709-4316 勝田郡勝央町勝間田
709-4321 勝田郡勝央町太平台
709-4334 勝田郡勝央町平

教育

勝間田町には、以下の教育機関が存在します。

保育園：勝央町立勝間田保育園
小学校：勝央町立勝間田小学校
中学校：勝央町立勝央中学校
高等学校：岡山県立勝間田高等学校

交通

勝間田町には、以下の交通機関が利用できます。

鉄道：JR姫新線 勝間田駅
道路：
高速道路：中国自動車道 勝間田BS、勝央SA（下り）
国道：国道179号
県道：岡山県道67号勝央勝北線、岡山県道209号勝間田停車場線、岡山県道355号豊久田平線、岡山県道361号畑沖勝間田線

名所・旧跡・観光スポット

勝間田町には、以下の観光スポットや名所があります。

観光スポット：おかやまファーマーズ・マーケット ノースヴィレッジ、勝央町郷土美術館
寺院・神社：大崎神社、岡神社、勝間田神社、栗柄神社、杉神社、畑屋神社、八幡神社

東吉田について

勝間田町内には東吉田という地名が存在しますが、西吉田はありません。これは、隣接する津山市（旧大崎村）に西吉田が存在し、歴史的にこの2つが東西の対をなしていたためです。ただし、これは位置関係から分裂したわけではなく、江戸時代に同じ勝南郡に吉田村が二つあったのを区別するために、位置によって東西を冠したことに由来します。西吉田には、吉田神社などにその名残が見られます。

その他

勝央町成立後、勝間田、平の各一部、旧植月村大字植月中の一部、旧高取村大字福吉の一部から太平台が誕生しました。太平台には、勝央中核工業団地が広がっています。

参考文献

和泉橋警察署 『新旧対照市町村一覧』第2冊（東京 ： 加藤孫次郎、1889（明22））
地名編纂委員会 『角川日本地名大辞典33 岡山県』（角川学芸出版、1989、ISBN 4040013301）

関連項目

岡山県の廃止市町村一覧

もう一度検索