北の橋 (上庄川)

北の橋（きたのはし）について

富山県氷見市を流れる上庄川に架かる北の橋は、富山県道373号薮田下田子線の一部です。この橋は、氷見市観光協会によって『藤子Ⓐキャラクターブリッジ』という愛称で親しまれています。

歴史

北の橋の初代橋梁は1938年（昭和13年）に竣工されましたが、時間の経過とともに老朽化が進み、2013年度（平成25年度）から富山県による架け替え工事が開始されました。新しい橋の工事は、2016年（平成28年）10月から行われ、その間、橋の通行は止められました。工事の進行中には、両岸に予期せぬコンクリート構築物の存在が判明し、そのため開通は当初予定の9か月遅れとなりました。最終的に新たな北の橋は、2019年（令和元年）12月15日に開通しました。

橋の特徴

新しく架けられた北の橋は、全長37メートル、幅16メートルで、2車線のために構造されています。その設計には、約19億円の工費が投じられました。

この橋の特筆すべき点は、氷見市出身の著名な漫画家、藤子不二雄Ⓐによるキャラクターのモニュメントが設置されていることです。親柱には『怪物くん』『忍者ハットリくん』『プロゴルファー猿』『笑ゥせぇるすまん』といったキャラクターが高さ60センチのブロンズ製で飾られています。これらのモニュメントは、藤子不二雄自らの監修によるもので、大人の目線に合わせて配置されているため、訪れた人々が写真を撮る際に楽しむことができます。

アクセスと周辺情報

北の橋は、左岸が富山県氷見市北大町、右岸が富山県氷見市中央町に位置しており、交通の便利な場所にあります。そのため、観光施設へのアクセスも良好です。本橋の近くには、藤子不二雄Ⓐに関連した観光名所や、地元の特産品を扱う店舗などもあり、訪問者が楽しむべきスポットが多数存在します。

このように、北の橋は地元の歴史を背負った存在であり、同時に藤子不二雄Ⓐの魅力が凝縮されている特別な場所です。橋を渡る際、観光客や地元の人々がそのユニークなキャラクターたちと共に、笑顔あふれるひと時を過ごすことができるでしょう。観光協会と地元行政は、これからもこの橋を通じて多くの人々に氷見の魅力を発信し続けていくことでしょう。

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