北九州市上下水道局

北九州市上下水道局について

北九州市上下水道局は、北九州市と遠賀郡芦屋町や水巻町における上下水道事業を担当する地方公営企業です。この機関は、上水道の供給や工業用水道の提供、そして下水処理などの業務を行っており、地方公営企業法に基づいて設立されています。

事業内容

基本的な役割としては、北九州市内の水道事業と下水処理が挙げられます。しかし、近年では人口減少や工場の移転が影響し、供給能力は過剰気味となっています。そこで、収益の改善を図るために、周辺の町村の上水道事業を請け負ったり、福岡都市圏の市町に上水の原料を販売する取り組みを行っています。また、2012年には上下水道事業の統合が進められ、海外水ビジネスにも注力しています。

提供される主なサービスには、次のようなものがあります：

• - 浄水施設の整備
• - 配水管の整備
• - 給水装置の整備
• - 公共下水道事業
• - 上水原料の供給事業（具体的には、京都郡苅田町や田川郡香春町など）
• - 海外水ビジネスの推進

また、小倉北区馬島に関しては、下関市水道局から給水を受けている独特の状況もあります。

沿革

この局の歴史は1964年に遡ります。この年、門司水道部と北九州企業庁が統合され、北九州市水道局が設立されました。2007年には遠賀郡芦屋町の水道事業が統合され、2010年には官民連携での海外水ビジネス促進組織に参加。2012年には上下水道局が新設され、様々な統合や国際協力事業も展開しています。

組織構成

北九州市上下水道局は、以下のような組織構成を持っています：

• - 総務経営部

- 総務課
- 経営企画課
- 下水道営業担当
- 営業課

• - 海外・広域事業部

- 海外事業課
- 広域事業課

• - 水道部（上水道事業部）

- 計画課
- 設計課
- 配水管理課
- 浄水課

• - 下水道部

- 下水道計画課
- 下水道整備課
- 施設課
- 水質管理課

出先機関としては、東部工事事務所と西部工事事務所があります。

主な施設

水道局内には、以下のような主要な施設があります：

• - 井手浦浄水場
• - 堀越ポンプ場
• - 穴生浄水場
• - 東部浄化センター
• - 西部浄化センター

これらの施設は水道や下水の処理を行うために大きな役割を果たしています。特に近年は、発電所を通じて余剰電力を電力会社に売電する取り組みも行っています。

市販品とガイドライン

さらに、2011年から北九州水道100周年記念事業の一環としてボトルドウォーターを販売しています。また、水道事業における様々な指標も評価されており、その数値は頑張りを示しています。

このように、北九州市上下水道局は地域内での水の供給や処理を行いながら、さまざまな取り組みを通じて地域貢献を目指しています。

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