北九州市立企救中学校

北九州市立企救中学校について

北九州市立企救中学校（きたきゅうしゅうしりつ きくちゅうがっこう）は、福岡県北九州市の小倉南区に所在する公立の中学校です。その歴史は1947年に始まり、小倉市立第六中学校として開校しました。学校の名称「企救」は、この地域の歴史的な地名に由来しています。「企救」という表記は、万葉集に見られる「豊国企久」や「規矩郡」という文献にも登場し、様々な表記が存在していました。江戸時代初期から「規矩」という表記が多く用いられましたが、次第に「企救」という地名に定着していきました。

沿革

1. 1947年 - 小倉市立第六中学校として開校。
2. 1951年 - 小倉市立企救中学校に改称。
3. 1963年 - 北九州市立企救中学校に改称。

これに続き、1992年には中庭にブロンズ像「挑む」が設置され、1994年には新しい体育館が竣工しました。さらに2005年と2006年には校舎の大規模工事も行われ、学校環境が整備されてきました。

学校行事

学校の歴史の中で重要なイベントの一つは、1996年に行われた創立50周年記念式典です。この式典では著名な講演者である水野雄仁氏が招かれ、校の歴史と未来を考える機会となりました。また、2000年からは「企救文化発表会」が、2004年からは「企救中フェスティバル」が始まり、地域との交流を深める行事として定着しています。

五行碑

さらに、創立10周年を記念して設置された五行碑もこの学校の象徴の一つです。「翳りなき栄光よ永遠に　いや髙き希望仰ぎて　伸びゆく生命　規矩野に萌えよ」と刻まれたこの碑は、学校の精神を表現しています。福岡県からの表彰を受けた際に入り口に設置され、訪れる人々にその意義を伝えています。

部活動

部活動も盛んなこの中学校では、特に柔道部が全国中学校柔道大会男子団体戦で優勝した実績を持ち、顕著な成績を残しています。

著名な出身者

企救中学校の卒業生には、お笑い芸人のお宮の松や、柔道選手の能智亜衣美などがいます。彼らは学校で学んだことを活かし、それぞれの道で活躍しています。

交通アクセス

学校へのアクセスは便利で、北九州モノレールの北方駅からは徒歩13分と少し距離がありますが、西鉄バスの北九州企救中学校前バス停からは徒歩3分と近く、通学しやすい環境です。

周辺施設

周辺には北九州市立大学、福岡県立北九州高等学校、北九州市立小倉南支援学校などの教育機関が位置し、陸上自衛隊小倉駐屯地や北九州医療刑務所、小倉南警察署などもあり、地域の中核としての役割を果たしています。

このように、北九州市立企救中学校はその長い歴史と多様な活動を通じて、地域や社会に貢献し続ける学校です。

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