北京地下鉄燕房線

北京地下鉄燕房線は、北京市房山区に位置し、閻村東駅から燕山駅、そして周口店鎮駅へと繋がる路線です。この路線は、房山地区と燕山石化地区を結ぶことを目的として、房山線の西側延伸として計画されました。

当初、総投資額91億元をかけて2013年の開通を目指していましたが、南水北調プロジェクトに関連する環境への影響評価が課題となり、計画の承認が遅延しました。その結果、着工までには長い時間を要しました。しかし、本線については2013年末にようやく着工され、2017年12月30日に開業に至りました。

燕房線の特筆すべき点は、中国で初めて自主開発された全自動無人運転の地下鉄であるということです。この技術は、中国の鉄道技術の進歩を示すものであり、国内外から注目を集めました。

一方、支線については、当初2019年の開業が予定されていましたが、見込まれる利用者数が少ないことから工事が延期され、現在も開業の見通しは立っていません。本線の開業は、地域の交通利便性を向上させましたが、支線の遅延は、今後の課題となっています。

沿革

2017年12月30日：本線（閻村東駅 - 燕山駅）が開業。

駅一覧

駅名欄の背景色が■で、駅名が斜体字で表示されている駅は未開業の駅を表します。

関連項目

中華人民共和国の鉄道

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