北加賀屋駅
北加賀屋駅は、大阪府大阪市住之江区北加賀屋二丁目に位置する、Osaka Metro（大阪市高速電気軌道）四つ橋線の鉄道駅です。駅番号はY20が与えられています。
当駅は、1972年（昭和47年）11月9日に、四つ橋線の玉出駅から住之江公園駅までの区間が開通した際に営業を開始しました。その後、1974年（昭和49年）7月22日には、大阪市の行政区再編により、所在地の区が住吉区から住之江区に変更されました。開業から30年を迎えた2002年（平成14年）11月23日には、四つ橋線の開業記念イベントが北加賀屋駅で開催されています。大阪市交通局が民営化されたことに伴い、2018年（平成30年）4月1日からはOsaka Metroの駅となりました。利用者の安全向上のため、2025年（令和7年）2月22日には可動式ホーム柵の供用が始まる予定です。
駅は地下2階に位置し、1本の単式ホームと1本の島式ホームを組み合わせた2面3線の構造を有しています。2番線は、駅の近くにある緑木検車場へと直接つながる線路となっています。1番線や3番線からでも、住之江公園駅寄りの線路を介して検車場へ入線することが可能です。車両基地への入出庫が多いという特性から、特に早朝や夕方（土曜・休日は夕方のみ）は列車本数が多く設定されており、ダイヤ編成の都合上、終点の住之江公園駅まで運転が難しい列車や、検車場から出発する列車が北加賀屋駅を終着・始発として設定されています。また、上り列車において、車両交換のために住之江公園駅から当駅止まりの列車が3番のりばに到着し、予め2番のりばで待機していた当駅始発の西梅田行きの列車と接続する場合も稀に見られます。
四つ橋線の乗務員が所属する加賀屋乗務所が駅に隣接しているため、一部の電車では当駅で乗務員の交代が行われています。
ホームの長さは8両編成分に相当します。しかし、御堂筋線で運用される10両編成の車両が回送などで停車する際には、運転士側（前方）の2両分がホームからはみ出して停車し、車掌はホーム端から乗り降りします。通常運行される四つ橋線の列車は6両編成で、停車位置から外れる住之江公園駅寄り約15メートルと、西梅田駅寄り約35メートルの区間には安全のための柵が設置されています。
改札口は駅の東西にそれぞれ1箇所ずつ設けられています。ホーム上のアクセス設備として、階段は下りホームの西端と東端に、上りホームの東端と中央付近（2号車付近）に配置されています。エレベーターは下りホームの中央付近（2-3号車連結面付近）と、上りホームの西端に設置されています。下りホームの中央付近（3号車付近）には改札階への上り専用エスカレーターがありますが、ホーム階への下りエスカレーターや、上りホームにエスカレーターは設置されていません。ただし、改札外にはエスカレーターはありませんが、東改札口近くから地上（1番口のさらに東側）へのエレベーターは整備されています。また、西改札口近くの4番口（北西側）にも、2018年8月から新設工事が進められていたエレベーターが、2025年5月時点では完成しています。
駅の管区としては大国町管区駅に属しており、住之江公園駅の被管理駅という位置づけです。
2024年11月12日に行われた調査では、1日の平均乗降人員は23,560人（乗車人員11,875人、降車人員11,685人）を記録しました。これは四つ橋線が停車する全11駅の中では8番目の利用者数ですが、他の路線への乗り換えができない四つ橋線単独駅としては、西梅田駅、肥後橋駅に次いで3番目に多い駅です。四つ橋線内で乗り換え可能な駅が利用者数上位7駅を占めていることを考慮すると、乗り換えがない駅の中では最も利用者が多い駅となります。近年、北加賀屋駅の利用者数は横ばいまたは増加傾向が見られており、これは減少傾向が顕著な玉出駅や花園町駅とは対照的な動きと言えます。
駅の北側には工業地帯が広がり、南側は主に住宅地となっています。商業施設としては、駅から少し離れた場所に位置する加賀屋商店街が賑わいを見せているほか、スーパーマーケットや飲食店なども点在しています。かつては大規模な工場が立地していましたが、その閉鎖・倒産後に跡地を利用して大規模なマンションが建設され、地域の景観が変化しました。
神社・公園
加賀屋天満宮
北加賀屋公園
中加賀屋公園
住之江スポーツセンター・住之江屋内プール
病院
南大阪病院
南港病院
学校
大阪市立加賀屋中学校
大阪市立加賀屋小学校
大阪市立加賀屋東小学校
大阪市立住吉川小学校
大阪府立住之江支援学校
南大阪朝鮮初級学校
南大阪看護専門学校
住の江ドライビングスクール
商業施設
ロピア 北加賀屋店
ニトリ 住之江店
その他
Osaka Metro緑木検車場
市電保存館（検車場内にあり通常非公開）
大阪市音楽団（オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ）事務局
クリエイティブセンター大阪
BLACK CHAMBER
ヤマト運輸 大阪主管支店
最寄りのバス停留所は「地下鉄北加賀屋」および「北加賀屋」です。これらの停留所には、大阪シティバスが運行する以下の路線が乗り入れています。
地下鉄北加賀屋
15号系統：フェリーターミナル駅前・南港南六丁目方面 / 地下鉄住之江公園方面
15急号系統：平林北一丁目方面
北加賀屋
15号系統：フェリーターミナル駅前・南港南六丁目方面 / 地下鉄住之江公園方面
29号系統：なんば方面 / 地下鉄住之江公園方面
76号系統：ドーム前千代崎方面 / 地下鉄住之江公園方面
Osaka Metro 四つ橋線においては、玉出駅（駅番号Y19）と住之江公園駅（駅番号Y21）の間に位置しています。
歴史
当駅は、1972年（昭和47年）11月9日に、四つ橋線の玉出駅から住之江公園駅までの区間が開通した際に営業を開始しました。その後、1974年（昭和49年）7月22日には、大阪市の行政区再編により、所在地の区が住吉区から住之江区に変更されました。開業から30年を迎えた2002年（平成14年）11月23日には、四つ橋線の開業記念イベントが北加賀屋駅で開催されています。大阪市交通局が民営化されたことに伴い、2018年（平成30年）4月1日からはOsaka Metroの駅となりました。利用者の安全向上のため、2025年（令和7年）2月22日には可動式ホーム柵の供用が始まる予定です。
駅構造
駅は地下2階に位置し、1本の単式ホームと1本の島式ホームを組み合わせた2面3線の構造を有しています。2番線は、駅の近くにある緑木検車場へと直接つながる線路となっています。1番線や3番線からでも、住之江公園駅寄りの線路を介して検車場へ入線することが可能です。車両基地への入出庫が多いという特性から、特に早朝や夕方（土曜・休日は夕方のみ）は列車本数が多く設定されており、ダイヤ編成の都合上、終点の住之江公園駅まで運転が難しい列車や、検車場から出発する列車が北加賀屋駅を終着・始発として設定されています。また、上り列車において、車両交換のために住之江公園駅から当駅止まりの列車が3番のりばに到着し、予め2番のりばで待機していた当駅始発の西梅田行きの列車と接続する場合も稀に見られます。
四つ橋線の乗務員が所属する加賀屋乗務所が駅に隣接しているため、一部の電車では当駅で乗務員の交代が行われています。
ホームの長さは8両編成分に相当します。しかし、御堂筋線で運用される10両編成の車両が回送などで停車する際には、運転士側（前方）の2両分がホームからはみ出して停車し、車掌はホーム端から乗り降りします。通常運行される四つ橋線の列車は6両編成で、停車位置から外れる住之江公園駅寄り約15メートルと、西梅田駅寄り約35メートルの区間には安全のための柵が設置されています。
改札口は駅の東西にそれぞれ1箇所ずつ設けられています。ホーム上のアクセス設備として、階段は下りホームの西端と東端に、上りホームの東端と中央付近（2号車付近）に配置されています。エレベーターは下りホームの中央付近（2-3号車連結面付近）と、上りホームの西端に設置されています。下りホームの中央付近（3号車付近）には改札階への上り専用エスカレーターがありますが、ホーム階への下りエスカレーターや、上りホームにエスカレーターは設置されていません。ただし、改札外にはエスカレーターはありませんが、東改札口近くから地上（1番口のさらに東側）へのエレベーターは整備されています。また、西改札口近くの4番口（北西側）にも、2018年8月から新設工事が進められていたエレベーターが、2025年5月時点では完成しています。
駅の管区としては大国町管区駅に属しており、住之江公園駅の被管理駅という位置づけです。
利用状況
2024年11月12日に行われた調査では、1日の平均乗降人員は23,560人（乗車人員11,875人、降車人員11,685人）を記録しました。これは四つ橋線が停車する全11駅の中では8番目の利用者数ですが、他の路線への乗り換えができない四つ橋線単独駅としては、西梅田駅、肥後橋駅に次いで3番目に多い駅です。四つ橋線内で乗り換え可能な駅が利用者数上位7駅を占めていることを考慮すると、乗り換えがない駅の中では最も利用者が多い駅となります。近年、北加賀屋駅の利用者数は横ばいまたは増加傾向が見られており、これは減少傾向が顕著な玉出駅や花園町駅とは対照的な動きと言えます。
駅周辺
駅の北側には工業地帯が広がり、南側は主に住宅地となっています。商業施設としては、駅から少し離れた場所に位置する加賀屋商店街が賑わいを見せているほか、スーパーマーケットや飲食店なども点在しています。かつては大規模な工場が立地していましたが、その閉鎖・倒産後に跡地を利用して大規模なマンションが建設され、地域の景観が変化しました。
主な周辺施設
神社・公園
加賀屋天満宮
北加賀屋公園
中加賀屋公園
住之江スポーツセンター・住之江屋内プール
病院
南大阪病院
南港病院
学校
大阪市立加賀屋中学校
大阪市立加賀屋小学校
大阪市立加賀屋東小学校
大阪市立住吉川小学校
大阪府立住之江支援学校
南大阪朝鮮初級学校
南大阪看護専門学校
住の江ドライビングスクール
商業施設
ロピア 北加賀屋店
ニトリ 住之江店
その他
Osaka Metro緑木検車場
市電保存館（検車場内にあり通常非公開）
大阪市音楽団（オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ）事務局
クリエイティブセンター大阪
BLACK CHAMBER
ヤマト運輸 大阪主管支店
バス路線
最寄りのバス停留所は「地下鉄北加賀屋」および「北加賀屋」です。これらの停留所には、大阪シティバスが運行する以下の路線が乗り入れています。
地下鉄北加賀屋
15号系統：フェリーターミナル駅前・南港南六丁目方面 / 地下鉄住之江公園方面
15急号系統：平林北一丁目方面
北加賀屋
15号系統：フェリーターミナル駅前・南港南六丁目方面 / 地下鉄住之江公園方面
29号系統：なんば方面 / 地下鉄住之江公園方面
76号系統：ドーム前千代崎方面 / 地下鉄住之江公園方面
隣の駅
Osaka Metro 四つ橋線においては、玉出駅（駅番号Y19）と住之江公園駅（駅番号Y21）の間に位置しています。
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