北城睦実

北城睦実（サブロー）解説

北城睦実（ほうじょう むつみ）は、吉崎観音の漫画『ケロロ軍曹』に登場するキャラクターです。テレビアニメ版では「サブロー」という名前で登場し、原作とは異なる設定が加えられています。声優は両バージョン共に石田彰が担当しています。

人物像

北城睦実は、日向家を取り巻く四方の風における「北」を象徴する存在です。原作とアニメ版では設定に違いがあるものの、外見は共通しており、灰色の髪と青い瞳が特徴です。常に帽子を被っているのも彼のトレードマークと言えるでしょう。

性格は飄々としていて捉えどころがなく、明るく人当たりが良いのが特徴です。非常事態にも動じることなく、むしろトラブルを楽しむような一面も持ち合わせています。ケロロ小隊の侵略作戦を面白がったり、危険な状況では人並みに動揺したりするなど、人間味あふれる一面も垣間見えます。

原作・フラッシュアニメ版での設定

原作では、北城睦実は渋谷大学付属第三高等学校に通う高校生で、イラストライター兼ラジオパーソナリティとして活躍しています。身長は168cm、体重は59kg。独特なポエムを添えたイラストで人気を集めていますが、その内容は時にケロロたちに「浅い」と言われることもあります。

学校をサボりがちで、周囲からは浮いた存在として見られていますが、非常に高い知能と運動能力の持ち主でもあります。退屈な日常を送っていたところ、クルルと出会い、壮絶なカーチェイスを繰り広げたことがきっかけで「電波コンビ」を結成しました。マンションで一人暮らしをしており、実は孤児であるという過去も持っています。

テレビアニメ版での設定

アニメ版では、623とサブローは同一人物という設定になっています。普段は吉祥学園中等部に通う中学三年生として生活しており、夏美の1学年先輩にあたります。芸能人「623」であることは隠しており、ラジオの公開録音などでは顔を隠して登場します。この事実はクルル以外には秘密にされており、本人も知られたくないと思っているようです。

アニメでは、学校を基地にしようとしたクルルと激闘を繰り広げたことが、コンビ結成のきっかけとして描かれています。中学生であるためバイクには乗っていませんが、スケートボードを乗り回す姿が見られます。住まいや普段の行動は謎に包まれており、同級生からは「宇宙人ではないか？」と噂されています。

原作とアニメの共通点

原作とアニメに共通しているのは、623がラジオ番組『623の俺ラジオ』のパーソナリティであり、夏美が憧れている人物であるという点です。クルルとは気が合い、電波仲間として様々な騒動を巻き起こします。一般的な常識から少しズレた価値観を持っていることや、素性に関して謎が多いミステリアスな面も共通しています。

外見も共通しており、灰色の髪と青い瞳、そして帽子がトレードマークです。よく電柱や屋根などの高い場所にいる姿が目撃されており、ドロロと将棋を指していることもあります。また、レア物のガンプラを予約して買ったり、芸能人のコネを使ってガンガルをゲットするなど、隠れたガンプラマニアでもあります。

実体化ペン

623（サブロー）は、「実体化ペン」という不思議なアイテムを持っています。これはクルルから貰ったもので、書いたものを何でも実体化させることができます。原作では1本しか登場しませんが、アニメでは2本登場し、様々な騒動を引き起こします。アニメオリジナルの設定として、本人認証システムが搭載されており、サブロー以外は使うことができません。

まとめ

北城睦実（サブロー）は、『ケロロ軍曹』の世界において、ミステリアスで魅力的なキャラクターです。原作とアニメで異なる設定を持ちながらも、その飄々とした性格とクルルとの電波コンビは、多くのファンを魅了し続けています。

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