北山町 (徳島市)

北山町（きたやまちょう）

徳島県徳島市に位置する北山町は、勝占地区に属する自然豊かな地域です。2010年7月時点での人口は680人、世帯数は252世帯となっています。郵便番号は〒770-8032です。

地理

北山町は、徳島市の中央部に位置し、北は大谷町、西は上八万町、東は西須賀町、南は方上町と隣接しています。町の西部は山地が広がり、その斜面を利用したミカン栽培が盛んに行われています。しかし、近年では生産過剰による価格の低下が深刻化しており、農家の方々は厳しい状況に立たされています。一方、東部は平地が広がり、主に米が生産されています。

町内には、熊野神社や地蔵院東海寺などの歴史的な建造物も存在します。特に東海寺は、「モラエス翁仏壇」を祀る寺として知られています。

主な河川として、新川が流れています。

歴史

北山町は、元々は徳島市大谷の一部でしたが、昭和27年に現在の町名となりました。元文年間には、高田嘉平らが山桜を植え、寛政年間には見事な大木となり、「北山桜」として名所となりましたが、明治8年に伐採されてしまいました。

また、上八万町へ山越えする「あづり越」という道は、源義経が勝占神社に参拝した後、険しい峠をあずりながら越えたという伝説が残っています。

交通

北山町内には、以下の県道が通っています。

徳島県道209号八多法花線
徳島県道210号大谷西須賀線
ポルトガル・レイリア大通り

施設

北山町には、以下の施設があります。

徳島市立方上小学校
東海寺
熊野神社

まとめ

北山町は、ミカン栽培を中心とした農業が盛んな地域でありながら、価格低下という課題に直面しています。しかし、豊かな自然や歴史的な建造物、源義経ゆかりの伝説など、多くの魅力も持ち合わせています。地域の方々の努力によって、これらの資源が大切に守り継がれています。

参考文献

『角川日本地名大辞典 36 徳島県』（1986年 ISBN 4040013603）

外部リンク

徳島市ホームページ'>徳島市ホームページ

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