北岡崎駅

北岡崎駅について

北岡崎駅（きたおかざきえき）は、愛知県岡崎市の葵町にある愛知環状鉄道線の駅で、駅番号は04です。1999年頃までは専用線からの貨物列車の発着も行われていましたが、現在は旅客専用の駅として機能しています。

歴史

北岡崎駅は1970年10月1日に日本国有鉄道岡多線の北岡崎信号場として開設され、その後1971年10月に貨物駅として正式に営業を開始しました。1976年4月には旅客の取り扱いも開始し、当初は単式の1面1線でした。1987年の国鉄分割民営化によって、東海旅客鉄道（JR東海）および日本貨物鉄道（JR貨物）がこの駅を引き継ぎました。

1988年には岡多線が愛知環状鉄道に転換され、以降この会社とJR貨物が jointly-operated な駅となっています。その後、1999年12月に貨物列車の運行が完全に終了し、駅の役割は旅客専用に移行しました。2010年にはJR貨物の駅機能が廃止され、現在は完全に旅客中心の運行となっています。

近年の主な出来事としては、2001年に中岡崎駅との間で複線化が実施され、2009年に自動改札機が導入されました。2019年にはICカード「TOICA」の利用が可能となり、利便性が向上しています。また、2021年の初めにはエレベーターと多機能トイレが新たに備えられ、駅の更なる利便性の向上が図られました。

駅構造

北岡崎駅は高架駅であり、相対式ホームが2面2線設置されています。駅は有人駅ではありますが、早朝や昼間、夜間など一部時間帯には無人になります。このため、通常の出入口にのみ自動改札機が設置されています。また、駅の南側にはかつての専用線があり、ユニチカ岡崎工場へと続いていました。

駅の利用状況

「愛知県統計年鑑」や「岡崎市統計書」によると、北岡崎駅の一日平均乗車人員は時期によって多少の変動があります。特に2005年は愛知万博の開催年だったため、利用者の増加が見られました。

駅周辺の施設

駅の周辺には商業施設が多数存在しており、アピタ岡崎北店やフェルナ井田西店などのショッピング施設、岡崎グランドボウル、ユニチカ岡崎工場などが立地されています。また、教育機関としては岡崎市立看護専門学校や愛知県立岡崎西高等学校、愛知学泉大学岡崎キャンパスなどがあります。一方で、伊賀八幡宮などの文化的な施設も周囲に点在しています。

交通アクセスも充実しており、名鉄バスが運行されており、近隣の主要駅への便も整っています。北岡崎駅は、利便性の高い地域に位置し、周辺の施設や交通網とともに地域活性化に寄与しています。

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