北島武

北島 武: 日本の元男子バレーボール選手

北島 武（きたじま たけし）は、1982年12月16日に長崎県佐世保市で生まれた男子バレーボール選手である。彼はバレーボール一家に育ち、父親は高校の教員であり、福岡教育大学のバレー部出身、母親も全国大会に出場した経験がある。こうした環境の中で育った北島は、幼少期からバレーボールに親しむことができた。

来歴

父の転勤に伴い壱岐に移り住んだ北島は、小学6年生の時にバレーボールを始める。壱岐市立武生水中学校では、その才能を開花させ、全国都道府県対抗中学バレーボール大会であるさわやか杯で優勝。これにより、彼はオリンピック有望選手として注目を浴び、「長崎に北島あり」と評されるまでになった。

壱岐高校時代には、春高バレーでベスト8進出を果たし、インターハイでは準優勝の成績を収めた。高校卒業後は筑波大学に進学し、更なる成長を遂げた。彼の活躍はやがて、全日本ユース代表やジュニア代表、さらにはユニバーシアード代表に選ばれることに繋がった。

2005年、北島は堺ブレイザーズに入団し、プロとしての道を歩むことになった。キャリアの中で彼は日本代表に選出され、特に2008年にはワールドリーグに出場する。プロ選手としての彼の存在感は増し、2009年5月には結婚し同年6月からは堺ブレイザーズの主将としてチームを牽引するようになった。

2014年2月1日、FC東京戦に出場し、通算230試合出場を達成したことにより、Vリーグ栄誉賞の資格を獲得。この実績を持って、北島は2014年の5月末に現役を引退することを決意し、その後は社業に専念した。

指導者としての道

北島は引退後もバレーボール界に留まり、2021年には堺ブレイザーズの顧問に就任。そして2024年には千葉進也に代わり、堺ブレイザーズの監督に就任することが決まるなど、指導者としてのキャリアを築いている。

人物

北島の家族には、元久光製薬スプリングスの選手である実姉の北島真紀子もおり、彼女もまたバレーボールの道を歩んできた。家庭環境が彼の成長に与えた影響は大きいと言える。

球歴

北島は日本代表に2005年から2008年、そして2011年まで選出。その間、ワールドリーグにも2005年と2008年に参加している。北島の活躍は解析され、以下の受賞歴を持つ。

• - 2000年: アジアジュニア選手権 スパイク賞
• - 2010年: 2009/10Vプレミアリーグ 敢闘賞、サーブ賞
• - 2014年: Vリーグ栄誉賞（長期活躍選手）

所属チーム

北島の主な所属チームは以下の通りである:

• - 市立武生水中
• - 県立壱岐高校
• - 筑波大学
• - 堺ブレイザーズ（2005-2014年）

このように、北島武は選手として輝かしいキャリアを歩み、その後指導者として新たな挑戦を続ける、バレーボール界に欠かせない人物である。

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