北川工業

北川工業株式会社の概要

北川工業株式会社は、愛知県稲沢市に本社を構える企業で、工業用プラスチック部品や電磁波制御部品を製造・販売しています。1963年に設立以来、電磁波環境に関連する部品や精密エンジニアリングに特化した製品を提供し、時代のニーズに対応してきました。特に、フェライトコアなどのEMC（電磁妨害適合性）設計製品や、工業用プラスチックファスナーといったアイテムで知られています。

企業の成り立ちと歴史

北川工業は1963年6月12日に「北川ゴム工業株式会社」として創立されました。その後、1971年に商号を変更し、現在の「北川工業株式会社」となります。1996年には名古屋証券取引所市場第二部に上場し、1999年にISO 9001認証を取得。さらに、2001年にはISO 14001認証も取得し、企業の品質管理及び環境管理体制を強化しました。

2009年には、子会社であったインターマーク株式会社を吸収合併し、業務の効率化を図りました。その後、2012年に本社機能を稲沢事業所に移転し、2014年には春日井工場を明知テクノセンターに集約するなど、オペレーションの統合を進めました。

また、2019年1月には、日東工業株式会社の子会社となり、同年の3月には名古屋証券取引所市場第二部の上場を廃止しました。これにより、北川工業は日東工業の一部として新たな展開を迎えました。

事業所と関連会社

北川工業は、愛知県内に本社及び複数の製造拠点を持っています。具体的には、東京支店、名古屋支店、大阪支店、宇都宮営業所、明知テクノセンター、そして春日井EMCセンターなどがあり、これらの拠点を通じて国内外に製品を供給しています。

さらに、海外にも子会社を展開し、ドイツ、台湾、アメリカ、シンガポール、香港、中国、タイといった国に関連会社を設立しています。これにより、グローバルなマーケットにおいても強固なプレゼンスを有しています。

未来への展望

北川工業は、今後も品質向上と顧客満足度の向上に努め、新製品の開発に力を入れるとともに、環境への配慮を忘れず、持続可能なものづくりを目指していく方針です。エンジニアリング分野でのさらなる成長を追求し、社内外のニーズに応え続ける企業であり続けることを目指しています。

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