北川有広

北川有広氏は、1976年2月1日生まれの大阪市出身の元ラグビー選手です。身長174cm、体重102kgのプロップとして活躍しました。

北川氏のラグビー人生は、小学4年生の1987年に大阪工業大学ラグビースクールで始まりました。その後、大阪府立茨田高等学校を卒業し、社会人を経て立命館大学経済学部に入学。1996年4月には立命館大学ラグビー部に入部し、1年目から全試合に出場する活躍を見せます。大学4年次には主将に任命され、チームを牽引。ベスト15に選出され、関西学生代表にも選ばれるなど、その才能を開花させました。

2000年3月、立命館大学卒業と同時に日本電気我孫子事業場に入社、NECグリーンロケッツに入部します。

NECグリーンロケッツでは、2003年3月にチームを日本選手権優勝へと導き、関東代表にも選出されるなど、更なる高みを目指し活躍を続けました。翌年にはマイクロソフトカップで優勝、日本選手権でもベスト4という好成績を残しています。

2004年5月、NECを退社し、母校である立命館大学ラグビー部のコーチに就任。指導者としての道を歩み始めます。しかし、ラグビーへの情熱を捨てきれず、2005年9月には神戸製鋼コベルコスティーラーズで現役復帰を果たします。

神戸製鋼コベルコスティーラーズでは、豊富な経験と卓越したスキルを活かし、チームに貢献。2009年3月に現役を引退しました。

引退後もラグビー界への貢献は続き、2010年3月から2012年3月、そして2015年4月から2017年1月まで、再び立命館大学ラグビー部のスクラムコーチとして後進の育成に尽力しました。その後、2017年4月からは京都大学ラグビー部のコーチに就任し、指導者としてのキャリアを着実に積んでいきました。2021年1月まで京都大学ラグビー部のコーチを務め、長年に渡り日本のラグビー界の発展に貢献したのです。

北川有広氏は、選手時代はパワフルなプレーで知られ、指導者としては後進の育成に情熱を注いだ、日本のラグビー界において重要な役割を果たした人物と言えるでしょう。その功績は、多くの関係者の記憶に刻まれていることでしょう。

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