北常三島町

北常三島町（きたじょうさんじまちょう）

北常三島町は、徳島県徳島市の北東部に位置する町名です。2011年6月時点での人口は522人であり、現行の行政地名は北常三島町一丁目から北常三島町三丁目までとなっています。郵便番号は〒770-0812です。

地理

徳島市の北東部、徳島駅の北東に位置し、渭北地区の東端に位置します。町内は西から一丁目、二丁目、三丁目が並び、南に位置する中常三島町・南常三島町と丁目の位置が対応しています。

地形的には、川に囲まれた常三島の北部を占めています。北側を興源寺川が東へ流れ、北東の隅で南へ向きを変えて大岡川となり、東側の境界を流れています。大岡川の対岸は助任本町、東吉野町、住吉ですが、橋で直接繋がっているのは東吉野町のみです。西側は助任橋と陸続きで、南側は中常三島町と接しています。

一丁目と二丁目の大部分は徳島大学のキャンパスとなっており、総合科学部（一丁目）、工学部（二丁目）などが設置されています。また、学生会館、図書館、運動場などの施設も充実しており、学生向けのアパートも多く見られます。

町の西端近くには国道11号が南西から北東へ走り、県道39号と接続する十字路があります。国道11号は北東方向へ進むと吉野川を越える吉野川大橋へ、南西方向へ進むと徳島市の中心街へと繋がっています。

河川
興源寺川
大岡川

歴史

常三島という地名は、戦国時代の武将である武市常三（1593年没）が、蜂須賀家政からこの地を賜り開いた武家町であることに由来します。現在の北常三島町の南部を東西に走る通り（ドコモ南の脇道）は「北ノ丁」と呼ばれ、この通りの北側に屋敷が並び、常三島の町の北限となっていました。

明治・大正時代には、興源寺川の支流が流れており、現在の徳島市民病院から東へ流れ、徳島大学総合運動場から北への流れと合流して興源寺川へと注いでいました。この支流は、短くなりながらも少なくとも1941年頃までは存在していました。

明治時代以降、常三島全体は常三島村、後に常三島町となりましたが、1942年に南北に3分割され、北部（西端部を除く）が北常三島町となりました。

人口

2011年6月時点の徳島市の調査によると、人口は522人です。

交通

バス
徳島バス：北常三島
徳島市営バス：北常三島、市民病院前、市民病院玄関前

道路
国道11号（吉野川バイパス）：1・2丁目を通過。北常三島町交差点から南西～北東に伸び、北東は東吉野町、南西は助任橋・中常三島町境。
徳島県道39号徳島鳴門線：1丁目。北常三島町交差点から北西に延び、助任橋へ。
都市計画道路常三島沖洲線：1・2丁目。県道38号の続きで、北常三島町交差点から南東に延び、中常三島町へ。

橋
渭北橋：2丁目から興源寺川とその支流を越え、東吉野町へ。国道11号が通る。

主な施設

ドコモ徳島ビル - 1丁目
洋服の青山徳島常三島店 - 1丁目
徳島市民病院 - 2丁目
徳島市民病院前郵便局 - 2丁目
常三島ポンプ場 - 3丁目
徳島大学総合運動場 - 3丁目
* 北常三島公園 - 3丁目

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