北広島市立広葉中学校

北広島市立広葉中学校

北広島市立広葉中学校（きたひろしましりつこうようちゅうがっこう）は、北海道北広島市広葉町に所在する公立中学校です。

沿革

本校は、1974年（昭和49年）2月1日に「広島町立広葉中学校」として開校しました。設立当初は3学級、生徒数は98名で、授業は東部中学校で行われていました。同年3月には校舎の第1期工事が完了し、8つの普通教室と2つの理科室が整備されました。これにより、4月1日には東部中学校から分離独立を果たし、体制は5学級、生徒数139名となりました。また、この時期に校歌と校章が制定されています。

翌1975年には、校舎の第2期工事が終了し、新たに8教室に加え、講堂や音楽室が完成し、教育環境が一層充実しました。生徒数は増加を続け、1977年には14学級、531名規模となり、生徒数の増加に対応するため、1978年には緑陽中学校が本校から分離開校しています。

その後も生徒数は増え続け、1983年にはさらなる生徒増に対応するため、第3期工事として8教室が増築されました。生徒数のピークは1986年で、通常学級18、特別支援学級2の計20学級、生徒数は718名に達しました。しかし、その後は生徒数が徐々に減少し、2024年時点では8学級、生徒数172名となっています。

町の市制施行に伴い、1996年（平成8年）には現在の校名である「北広島市立広葉中学校」に改称されました。2000年には給食調理棟が完成し、給食提供体制が強化されています。その他、1982年には特別支援学級の開設、1987年の講堂改修、1993年のコンピュータ室および多目的教室完成など、時代の要請に応じた施設整備や改修が行われてきました。

年表

1974年（昭和49年）2月1日 - 広島町立広葉中学校として開校。
1974年3月 - 校舎第1期工事完了。
1974年4月1日 - 東部中学校より分離独立。
1974年4月15日 - 校歌、校章制定。
1975年（昭和50年） - 校舎第2期工事、講堂完成。
1978年（昭和53年） - 緑陽中学校が分離開校。
1982年（昭和57年） - 特別支援学級を開設。
1983年（昭和58年） - 校舎第3期工事完了。
1987年（昭和62年） - 講堂改修工事実施。
1993年（平成5年） - コンピュータ室および多目的教室完成。
1996年（平成8年） - 市制施行に伴い、北広島市立広葉中学校に改称。
2000年（平成12年） - 給食調理棟完成。

校歌

本校の校歌は、作詞を藤井庄吉氏、作曲を石山美治氏が手掛けました。

教育目標

広葉中学校では、生徒たちが社会で活躍できる力を身につけるため、以下の4つの教育目標を掲げ、日々の教育活動を行っています。

「学ぼう」：自ら考え、真理を探究する意欲的な生徒の育成を目指します。
「拓こう」：豊かな心を育み、他者と協力して課題に取り組む生徒を育てます。
「つなごう」：創造性を発揮し、主体的に行動を起こす生徒の育成を図ります。
「たくましく」：心身ともに健やかで、粘り強く困難に立ち向かう生徒を育てます。

学校行事

年間を通じて、生徒たちの学びと交流を深める様々な行事が実施されています。

4月：始業式、入学式、新入生対象知能検査、入学祭、3年生学力テスト・修学旅行。
5月：地域清掃活動、プロ野球観戦、1年生体験学習、2年生宿泊学習。
6月：校内陸上競技大会。
7月：1学期期末テスト、1学期終業式、夏季休業。
8月：2学期始業式。
9月：3年生学力テストA、2学期中間テスト。
10月：学校祭、音楽の集い、3年生学力テストB、2年生職場体験学習、1年生小中一貫ゴミ拾いボランティア。
11月：学力テスト（3年生C、1・2年生）、2学期期末テスト、三者懇談。
12月：2学期終業式、冬季休業。
1月：3学期始業式、3年生学年末テスト、1・2年生スキー学習。
2月：1・2年生学力テスト、スキー遠足、1年生福祉体験、1・2年生学年末テスト。
3月：卒業式、修了式、学年末休業。

部活動

生徒の自主性や協調性を育むため、多様な部活動が活動しています。

体育系
野球部
サッカー部
バスケットボール部（男子・女子）
卓球部（男子・女子）

文化系
吹奏楽部
美術部

通学区域・出身小学校・交通アクセス

本校の通学区域は、北広島市内の若葉町、青葉町、白樺町、南町、広葉町、栄町、輝美町、北進町です。主な出身小学校は、北広島市立双葉小学校となっています。

交通アクセスは、JR千歳線北広島駅より徒歩約10分と、公共交通機関を利用しやすい立地にあります。

著名な出身者

島崎 圭介（元高校・大学野球指導者、北広島市議会議員）
滝 久美子（プロスノーボーダー、北広島市議会議員）

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