北広島市立緑陽中学校

北広島市立緑陽中学校

北広島市立緑陽中学校は、北海道北広島市緑陽町に所在する公立の中学校です。この学校は、地域社会と連携しながら、生徒たちの健全な育成を目指しています。

沿革

緑陽中学校の歴史は1978年に始まります。同年1月、校舎の第一期工事が完成しました。そして同年4月、近隣の広葉中学校から分離する形で、「広島町立緑陽中学校」として新たな歩みを始めました。開校当初は生徒数172名、6学級でのスタートでした。学校施設の整備はその後も進められ、1979年1月には体育館と機械室を含む第二期工事が完了。さらに1981年3月には第三期工事、1984年3月には第四期工事と、複数年にわたる大規模な増築・整備が行われました。これにより、増加する生徒数や多様化する教育活動に対応できる体制が整えられました。

年表としては、開校と同時の1978年には校歌と校章が制定されています。1989年には松葉町全域が新たに学校の通学区域に加えられました。地域の発展に伴い、1996年には市制施行により自治体名が変更されたことを受け、「北広島市立緑陽中学校」と改称されました。また、生徒たちの心のケアを目的とした「心の教室」が1998年に開設されています。

教育目標

本校では、以下の四つの「ともに」を教育目標として掲げ、生徒たちが社会で生き抜く力を育むことを目指しています。

ともに鍛えん：心身を強くすることを目指します。
ともに学ばん：探求心を持って多様な知識・技能を習得することを目指します。
ともに支えん：他者と協力し、助け合う関係を築くことを目指します。
ともに進まん：目標に向かって粘り強く努力し、前進することを目指します。

これらの目標は、生徒たちが学校生活を通じて互いを尊重し、協力し合いながら成長していくための指針となっています。

学校生活と主な行事

緑陽中学校では、年間を通じて多岐にわたる学校行事が実施され、生徒たちの学びと交流を深める機会となっています。

新年度は4月に始まり、始業式と入学式が行われ、新入生を歓迎する入学祭も開催されます。この時期には学力検査なども実施されます。3年生は修学旅行で視野を広げます。5月には、2年生の宿泊学習や1年生の社会体験学習が行われ、学年ごとに体験的な学びを深めます。6月には、全校生徒が団結して競い合う体育祭が盛大に開催されます。7月には一学期の定期テストを経て終業式を迎え、夏季休業に入ります。8月には二学期が始まり、学校に活気が戻ります。9月からは3年生を中心に学力テストが始まり、進路に向けた準備が進められます。10月には、生徒たちの創造性や発表の場である学校祭「緑陽祭」が開催されます。11月には再び学力テストや二学期定期テストが行われ、学習の成果を確認します。また、この時期には生徒・保護者・教員による三者懇談も実施されます。12月に二学期の終業式を終えると、冬季休業となります。年が明けた1月には三学期が始まり、3年生は学年末テストに臨みます。1・2年生はスキー学習で冬のアクティビティを楽しみます。2月には1・2年生の学年末テストが行われ、一年間の学習の締めくくりとなります。そして3月には、卒業式で3年生を送り出し、修了式を経て学年末休業に入り、年度が完了します。

これらの行事は、学習活動だけでなく、集団行動や自主性、協力する精神などを育む上で重要な役割を果たしています。

部活動

生徒たちは放課後や休日には部活動に励み、技術や体力の向上、仲間との絆を深めています。

体育部

バスケットボール部
卓球部
サッカー部
ソフトテニス部

文化部

合唱部

各部活動では、日々の練習を通じて目標達成に向けて努力しています。

通学区域

学校が指定する通学区域は以下の町域です。

高台町
泉町
里見町
松葉町
緑陽町
山手町

これらの地域に居住する生徒たちが主に通学しています。なお、主な出身小学校としては、北広島市立緑ヶ丘小学校が挙げられます。

交通アクセス

学校への主な交通手段は以下の通りです。

鉄道：JR千歳線北広島駅からは徒歩で約40分かかります。
* バス：北海道中央バスを利用する場合、「緑陽中学校」停留所で下車後、徒歩約2分で学校に到着します。

著名な出身者

緑陽中学校からは、スポーツ分野で活躍する人材も輩出されています。特にバスケットボール界では、伊藤拓郎氏、元選手の内海慎吾氏、元選手の内海亮子氏などが本校の出身者として知られています。

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