北戸田駅

北戸田駅

北戸田駅は、埼玉県戸田市新曽に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅です。駅番号はJA20。埼京線として運転系統が案内されています。

歴史

北戸田駅の建設には、興味深い経緯があります。当初の計画では、通勤新線は笹目川の東側に建設され、浦和市（現・さいたま市南区）に新駅が設けられる予定でした。しかし、地元住民の反対運動により、線路が西側の現在地に変更されたため、当初計画にはなかった戸田市新曽に駅が設置されることになったのです。

年表

1985年（昭和60年）9月30日：国鉄の駅として開業。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
1992年（平成4年）7月24日：自動改札機を設置し、使用開始。
2001年（平成13年）11月18日：ICカード「Suica」の利用が可能となる。
2007年（平成19年）8月1日：1番線の発車メロディが戸田市歌「ああ わが戸田市」に変更。
2007年（平成19年）10月31日：みどりの窓口の営業を終了。
2014年（平成26年）4月：改札から踊り場までの階段を新設。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する高架駅で、戸田公園駅が管理する業務委託駅です。早朝や日中の一部時間帯は遠隔対応となっており、改札係員が不在の場合があります。指定席券売機や自動改札機が設置されています。

特徴的なのは、ホームの高さです。東京外環自動車道の上を跨ぐため、ホームはかなり高い場所に位置しています。かつては改札からホームへ直接アクセスできる階段がなく、エスカレーターのみが設置されていましたが、後に階段が新設されました。エレベーターも利用可能です。並行する東北新幹線は、勾配を考慮して埼京線よりも低い位置を通っています。

かつて日本一高い高架駅であった宇都井駅が廃止された後、北戸田駅は日本で最も高い場所にある駅となりました（地上高20.46メートル）。階段の段数も126段と、宇都井駅を上回ります。2024年の北陸新幹線敦賀駅延伸により、新幹線駅としては1位の座を譲りましたが、在来線では引き続き日本一の高さを誇ります。

のりば

発車メロディ

1番線では戸田市歌「ああ わが戸田市」が、2番線ではテイチク製の発車メロディが使用されています。

ステーションカラー

埼京線開業時に各駅に設定されたステーションカラーは、現在も引き継がれており、北戸田駅のカラーはオレンジ色です。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は21,785人です。埼京線の各駅停車のみが停車する駅の中では、最も利用者数が多い駅となっています。

駅周辺

駅西口にはバス停留所があり、国際興業バスや戸田市コミュニティバス「toco」が乗り入れています。駅東側には「北戸田駅入口」バス停があり、複数の系統が利用可能です。

バス路線

北戸田駅
西川62：西川口駅西口行
戸田市コミュニティバス「toco」美笹循環：下笹目行
北戸田駅入口
南浦01：イオン北戸田ショッピングセンター行 / 南浦和駅西口行
南浦07・南浦84：戸田車庫行 / 南浦和駅西口行
蕨80：戸田車庫行 / 蕨駅西口行

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

埼京線
■通勤快速・■快速：通過
* ■各駅停車：戸田駅 (JA 19) - 北戸田駅 (JA 20) - 武蔵浦和駅 (JA 21)

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