北斗琉拳

北斗琉拳

『北斗の拳』に登場する、修羅の国を支配する羅将たちが使う拳法。およそ1800年前に創始され、北斗神拳から分派したとされる。その凄絶さから使い手の心を悪に染めると言われ、魔界に通じる危険な拳法として知られています。

概要

北斗琉拳は、魔闘気と呼ばれる特殊な闘気を操り、空間を歪めて敵を幻惑する戦法を特徴とします。また、全身に存在する1109もの経絡破孔を突き、内部から肉体を破壊することも可能です。北斗宗家の拳と同様に、行使の際にサンスクリット語を唱えるなど、源流であるインドの影響を色濃く残しています。

『公式 北斗の拳VS蒼天の拳 オフィシャルガイドブック』によれば、北斗琉拳は約1800年前に北斗神拳から北斗三家拳の一つである「北斗劉家拳」として分離し、発展したとされています。奥義である暗琉天破を除き、系統だった技は見られず、使い手それぞれが独自のスタイルで戦うのが特徴です。

使い手

リュウオウ
ジュウケイ
カイオウ
ヒョウ
ハン
シャチ

主な技

喝把玩（かっはがん）: シャチが使用。相手の頭部の経絡破孔を突き、急激な重力で押し潰されたかのように圧死させる。
破摩独指（はまどくし）: シャチが使用。指で相手の目を突き、闘気を送り込んで破裂させる。
双背逆葬（そうはいぎゃくそう）: シャチが使用。相手の投擲物を掴み、投げ返す。北斗神拳の二指真空把と同質の技。
斬風燕破（ざんぷうえんは）: ハンが使用。指で相手の胸の経絡破孔を突く。
摩舞紅躁（まぶこうそう）: ハンが使用。影すら映らない速さで相手を葬り、踊るように破裂させる。
白羅滅精（はくらめっせい）: ハンが使用。闘気を放ち、触れることなく敵を吹き飛ばす。
疾火煌陣（しっかこうじん）: ハンが使用。目にも止まらぬ速さで跳び蹴りを繰り出す。
暗琉霏破（あんりゅうひは）: カイオウが使用。掌から魔闘気を放つ。北斗剛掌波と同質の技。
暗琉天破（あんりゅうてんは）: カイオウが使用。魔闘気で空間を歪め、無重力空間を作り出して相手の動きを封じる。
呼頸虚塞（こけいこそく）: 無呼吸闘法。全く息を吸わずに活動できる。
北斗逆死葬（ほくとぎゃくしそう）: 北斗七星の配置を利用し、相手の動きを封じる戦術。

奥義・絶技 (アニメオリジナル)

陽真極破（ようしんきょっぱ）: ヒョウが使用。指先から放つ魔闘気で相手を貫き、消し飛ばす。
暗魔真可極破（あんままかきょくは）: カイオウが使用。魔闘気でドーム状の空間を作り、無数の槍状の魔闘気を放つ。
魔龍渦烈破（まりゅうかれつは）: カイオウが使用。魔闘気で相手の身動きを封じ、吹き飛ばす。
* 暗流宙激波（あんりゅうちゅうげきは）: カイオウが使用。ありったけの魔闘気を放つ。

羅聖殿

修羅の国にある、北斗琉拳発祥の聖地。北斗琉拳の使い手たちの墓碑が立ち並んでいます。作中では沼に沈んでおり、ヒョウが住民を酷使して復旧させました。

北斗劉家拳

『蒼天の拳』に登場する、北斗琉拳の原型となる拳法。三国時代の蜀の劉家を守護するために創始された。北斗神拳の伝承者が途絶えた際には、代わりに北斗琉拳から伝承者を出すという掟がありました。

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