北海民友新聞

北海民友新聞：西紋地域を支える地域新聞

北海民友新聞は、株式会社北海民友新聞社が発行する地方新聞で、北海道紋別市を中心としたオホーツク総合振興局管内の西紋地方を主な発行エリアとしています。北海道地方新聞協会に加盟していますが、日本新聞協会には非加盟です。読売新聞社の地域紙記事写真配信サービスに加盟しています。

2015年に遠軽新聞が廃刊して以降、現在では遠紋地域（西紋地方および遠軽地方）で発行されている唯一の日刊地域紙として、重要な役割を担っています。

歴史

1921年（大正10年）に「北見紋別町誌」を執筆した新沼文治郎が、1950年（昭和25年）11月3日に一般印刷業である「浩文舎新沼印刷所」を創業した際に創刊されました。当初は月6〜8回刊でしたが、その後日刊へと移行しました。

1980年代には、遠軽町方面へのエリア拡大を目指し、題字下の奥付に「遠紋広域圏の日刊紙」というキャッチフレーズを入れていた時期もありましたが、現在は「西紋広域圏の日刊紙」をキャッチフレーズとしています。

現在の状況

現在は滝上町と遠軽町に通信連絡員を配置し、紙面内容は紋別市と滝上町を中心に、西紋5市町村をカバーしています。日刊（週6回刊・月曜付休刊）で、月極め購読料は2,700円、B3判変形4ページで構成されています。不定期でカラー印刷が用いられることもあります。

紋別市内の紋別市街地および渚滑地区には、本社新聞販売グループ直営の専売店があり、紋別市と滝上町の新聞販売店5店舗（紋別市上渚滑、小向、沼の上および滝上町滝上、濁川）でも販売されています。発行部数は公称4,800部（2016年4月現在）です。

2016年4月1日からは、電子出版ポータルサイト「イー新聞」を利用した有料の電子版紙面配信事業を開始し、全国のコンビニエンスストア（ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス）での紙面プリントサービスも提供しています。これにより、より多くの人々が北海民友新聞に触れる機会を得ています。

本社所在地

北海道紋別市南が丘町2丁目15番6号

フリーペーパー「ほわいとぺっぱー」

紋別市を中心とした西紋地方と遠軽地方の計8市町村の観光・イベント情報を中心とした隔週刊フリーペーパー「ほわいとぺっぱー」を、2007年10月から発行しています。当初は冊子形式でしたが、2012年8月から新聞形式に変更されました。B3判変形4ページで、全面カラー印刷されており、発行部数は25,000部です。

創刊10年目の2016年には、紋別市街地で10,200部を各戸宅配しているほか、紋別市渚滑、上渚滑、滝上町濁川の3市街地で北海民友新聞本紙に折り込んでいます。また、西紋地方の商店・宿泊施設などに12,305部を置き、遠軽地方の遠軽町市街地および遠軽町、湧別町、佐呂間町の3町にも合わせて2,000部を各戸宅配と宿泊施設などへの置本で配布しています。

注意点

戦前の小樽市で発行されていた『北海民友新聞』、および『十勝民友新聞』から改題して1960年代から1970年代にかけて帯広市で発行されていた『北海民友新聞』とは、直接的な関係はありません。

関連項目

北海道の報道機関の一覧
オホーツク新聞 - 紋別市の別の地域紙。2009年に廃刊
遠軽新聞 - 遠軽町の地域紙。2015年に廃刊

外部リンク

北海民友新聞
* 北海民友新聞 | 地方紙のネット新聞 (電子新聞) | 北海民友新聞社 - 電子出版ポータルサイト「イー新聞」

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