ローソン

株式会社ローソン概要

株式会社ローソン（Lawson, Inc.）は、日本国内外で展開している著名なコンビニエンスストアチェーンです。1939年にアメリカのオハイオ州にてJ・J・ローソンによって創業された後、日本市場には1975年に大手スーパーマーケットのダイエーが進出し、現在は三菱商事の完全子会社として日本国内に広がりを見せています。

ローソンは、日本国内での店舗数がセブンイレブン・ジャパン、ファミリーマートに次ぐ第3位であり、1997年には47都道府県すべてに出店した最初の業者でもあります。標準的な「ローソン」に加えて、品揃えやコンセプトが異なる「ローソンプラス」や「ローソンストア100」など多様なブランドも展開。地域の青果店と連携し、新鮮な野菜や米の取り扱いを強化するなど、各地域に特化した商品ラインナップを進めています。

歴史

米国でのスタート

アメリカでのローソンの始まりは、1939年にJ・J・ローソンが乳製品販売のための店舗をオープンしたことに端を発します。1959年には、コンソリデーテッド・フーズの傘下となり、その後1985年には買収によりサラ・リー社の一部となりました。アメリカ国内での業務は1985年にデイリー・マートに売却され、最終的にはサークルKのブランドに転換されました。

日本での展開

1975年にダイエーの子会社として設立された日本のローソンは、翌年6月に第1号店を大阪府豊中市にオープン。その後、1970年代末から1980年代初頭にかけて他地域への展開を進め、1982年に総店舗数1,000店を達成しました。1989年には商号を株式会社ローソンジャパンに改称し、1990年代以降は多種多様な商品展開を行いながら、事業を拡大してきました。

特徴とサービス

ローソンでは、独自の商品として「からあげクン」や「Lチキ」などのスナック類を展開し、季節限定や地域限定のメニューも提供しています。また、店舗内での調理を行う「まちかど厨房」や、温かいパンを提供する「ナチュラルローソン」といったスタイルの店舗も増やし、フレッシュな商品を直接提供する取り組みにも力を入れています。

さらに、ダイエー時代からの流れを受け継ぎ、商品券での支払いを可能にしたり、電子マネーやクレジットカード決済など複数の決済手段を受け入れるなど、顧客の利便性にも配慮した店舗運営を行っています。

2020年代に入ると、KDDIとの合弁により全体の業務が強化され、さらなる効率化が進む見込みです。各地の事情に応じた商品及びサービス展開をしながら、国内外での成長を続けるローソンは、現代のライフスタイルに欠かせない存在となっています。

店舗数と国際展開

ローソンは、日本国内に14,631店舗、海外にも6,160店舗を展開しています（2023年2月現在）。特に中国市場では、上海や重慶市に多くの店舗を構えており、さらなる国際的な拡大に向けた取り組みを続けています。

まとめ

時代の変化に応じたサービスや商品の展開に努めているローソンは、今後もさまざまなニーズに応えながら社会に貢献していく企業であることを目指しています。

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