北海道函館北高等学校

北海道函館北高等学校

北海道函館北高等学校（ほっかいどうはこだてきたこうとうがっこう）は、かつて北海道函館市に設置されていた公立（市立）高等学校です。

概要

1963年に開校し、地域教育の一翼を担ってきました。教育課程は全日制普通科で、単位制を採用していました。2007年には、北海道函館東高等学校と統合され、新たに市立函館高等学校が開校するに伴い、その歴史に幕を下ろしました。本校の跡地は、現在函館フットボールパークとして整備され、市民に利用されています。

沿革

本校の歩みは以下の通りです。

1963年：北海道函館市千代台町の仮校舎にて開校しました。
1964年：函館市日吉町に完成した新校舎へ移転。
1965年：新校舎の落成式が挙行されました。
1974年：制服の自由化が実施され、生徒の主体性を尊重する校風が育まれました。
2007年：北海道函館東高等学校との統合に伴い閉校。同地に市立函館高等学校が開校しました。

部活動

函館北高等学校では、生徒たちは多様な部活動や局活動に積極的に参加し、文武両道を実践していました。主な活動団体は以下の通りです。

体育系

野球部、柔道部、剣道部、弓道部、水泳部、卓球部、山岳部、空手道部、陸上競技部、サッカー部、ラグビー部、硬式テニス部、ソフトテニス部、バレーボール部、ハンドボール部、バドミントン部、バスケットボール部、チアリーディング部などがありました。

文化系

美術部、書道部、文芸部、演劇部、写真部、茶道部、華道部、料理部、軽音楽部、漫画研究部、ボランティア部、ICC部などがあり、生徒たちの文化的な探求を支えました。

局・愛好会

吹奏楽局、新聞局、放送局、図書局、マルチメディア愛好会などが活動していました。

主な実績

部活動では、全国レベルでの活躍も見られました。

バレーボール部：全国高等学校総合体育大会（インターハイ）に1回出場しました。
柔道部：全国高等学校総合体育大会（インターハイ）に1回出場しました。
吹奏楽局：1979年に全日本吹奏楽コンクールへ出場したほか、1996年には全国高等学校総合文化祭のマーチングバンド部門にも出場しました。

著名な卒業生

本校からは、様々な分野で活躍する人材を輩出しています。

井沢 義明（元ラグビー日本代表選手）
和田 透（元ラグビー日本代表選手）
ILL-BOSSTINO（ラッパー）
細川 馨（経営コンサルタント、ビジネスコーチ、実業家）
立原 友香（元タレント）

閉校後の跡地利用

2007年の閉校後、本校の敷地は整備され、現在では人工芝サッカーフィールドなどを備えた「函館フットボールパーク」として、地域のスポーツ振興に貢献しています。

函館北高等学校は短い歴史ながらも、地域社会に貢献し、多くの生徒を育て上げ、その教育活動と生徒たちの活躍は今なお語り継がれています。

関連項目

北海道高等学校の廃校一覧

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