北海道北広島西高等学校

北海道北広島西高等学校

北海道北広島市に所在する北海道立の高等学校、それが北海道北広島西高等学校です。地域の人々からは親しみを込めて「北西」、あるいは市内では「西高」と呼ばれています。

沿革

本校の歴史は1982年、北海道北広島高等学校内に開校準備事務室が設置されたことから始まります。同年6月には最初の校舎建築工事が着工され、12月には正式な校名が「北海道北広島西高等学校」に決定しました。翌1983年4月8日には、晴れて開校式と第1回入学式が挙行され、新たな学び舎としての第一歩を踏み出しました。校舎の拡充も進められ、1984年には第2期、第3期の建築工事が着工し、1985年9月には主要な校舎群が完成しました。その後も施設の充実は続き、1999年3月には第2体育館が、2016年3月には防災機能を持つ棟が完成しています。この間、2007年と2009年には校内の大規模な改修工事も行われ、教育環境の維持向上に努めています。また、地域の高等教育機関との連携も積極的に行っており、2013年には道都大学との間で高大連携協定を締結しました。

教育目標

北広島西高等学校は、将来社会において有為な役割を担う人材の育成を目指しています。この目標達成のために、「心情豊かな人間」「責任感のある人間」「実践力のある人間」を育むことを教育の柱としています。学力だけでなく、豊かな心、自覚を持った行動力、そして社会で活きる実践力を兼ね備えた生徒を育成することを目指しています。

学校生活と行事

本校では、年間を通じて様々な学校行事が企画され、生徒たちの学びと成長を多角的にサポートしています。4月には新入生を迎え、オリエンテーションや基礎学力を測るテストが行われます。年間複数回、大学入学共通テスト模試や記述模試、実力診断テストなどが実施され、生徒たちは自身の学力向上に励みます。夏には学校最大のイベントである学校祭「楓林祭」が開催され、生徒たちの創造性や実行力が発揮されます。秋にかけては前期期末試験、進路体験学習、芸術鑑賞などが予定されています。2年生の見学旅行は12月に行われ、視野を広げる貴重な機会となります。また、学年ごとにインターンシップや情報モラル教室、ノーマライゼーション学習、次世代育成交流会などが実施され、社会との繋がりや多様性への理解を深めます。冬には球技大会やクロスカントリースキー大会など、体力向上やクラスの親睦を深める行事も行われます。3月には卒業式が執り行われ、学び舎を巣立つ卒業生を送り出します。

外局活動

本校には、通常の運動部や文化部に加え、「外局」と呼ばれる活動組織があります。吹奏楽局、放送局、図書局、新聞局といった外局は、学校生活の様々な側面を支え、生徒の自主的な活動の場となっています。

交通アクセス

本校へのアクセスは、公共交通機関やスクールバスなど、複数の方法があります。

鉄道: JR千歳線上野幌駅から徒歩でおよそ30分です。
バス: JR北海道バスを利用する場合、複数の選択肢があります。「西の里学校通」停留所からは徒歩約6分、JR北海道バス新札幌西の里線 循環新32系統を利用する場合は「北広島西高校」停留所が学校のすぐ近く（徒歩約1分）にあります。その他の新札幌西の里線以外の系統を利用する場合は、「西の里学校通」での下車となります。
スクールバス: 新札幌、大谷地、大曲方面から登校便が運行されており、生徒の通学をサポートしています。

著名な出身者

北広島西高等学校は、スポーツ界、エンターテインメント界など、様々な分野で活躍する多くの卒業生を輩出しています。

蛯沢匠吾（元サッカー選手）
小俣凌雅（声優）
久保田昌樹 （元お笑いタレント、マッサジル）
長谷川雅紀（お笑いタレント、錦鯉）
ホルスタイン・モリ夫（お笑いタレント、モリマン）
前貴之（サッカー選手）
横野純貴（元サッカー選手）

これらの情報から、北海道北広島西高等学校は、地域に根ざし、生徒一人ひとりの能力と個性を伸ばし、社会で活躍できる人材を育成することを目指している学び舎であると言えます。

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