上野幌駅

上野幌駅 (かみのっぽろえき)

上野幌駅は、北海道札幌市厚別区厚別町上野幌にある、北海道旅客鉄道（JR北海道）千歳線の駅です。札幌市最南端の駅であり、駅番号はH06。電報略号はミノ、事務管理コードは▲131404です。

歴史

1926年（大正15年）8月21日に、現在地より北西約1kmの地点に北海道鉄道（2代）札幌線の上野幌駅として開業しました。当時は木造駅舎の2面3線で、つつじやダリアなどが多数植えられ、花の美しい駅として知られていました。1943年（昭和18年）8月1日に戦時買収により北海道鉄道が国有化され、鉄道省（国鉄）千歳線の駅となりました。

1973年（昭和48年）9月9日に千歳線のルート変更に伴い、現在地に移転し、複線高架駅となりました。同時に無人化されています。古い駅があった場所は、1991年（平成3年）に厚別南公園として整備されました。

年表

1926年（大正15年）8月21日：北海道鉄道（2代）札幌線の上野幌駅として開業
1943年（昭和18年）8月1日：北海道鉄道が国有化、国鉄千歳線の駅となる
1945年（昭和20年）4月1日：貨物・荷物取り扱い開始
1961年（昭和36年）1月14日：西の里信号場が設置
1973年（昭和48年）9月9日：新線上に移転。複線高架駅となる。同時に無人化
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR北海道に継承
1998年（平成10年）4月1日：有人化（業務委託駅）
1998年（平成10年）12月27日：自動改札機を設置、供用開始
2008年（平成20年）10月25日：ICカード「Kitaca」使用開始

駅名の由来

駅開業当時の地名、札幌郡白石村字野津幌（後の下野幌）の野津幌川上流に位置することから「上野幌」と命名されました。「野幌」の地名は、アイヌ語の「ヌㇷ゚・オㇽ・オ・ペッ（野の中の川）」に由来するとされています。

「上野幌」という駅名ですが、函館本線野幌駅（江別市）とは10km以上離れています。

駅構造

島式ホーム1面と単式ホーム1面からなる複合ホーム2面3線構造の高架駅です。線路は北西から南東に伸びています。駅の入口は北東側に一箇所あり、南西側へはトンネルを通ってアクセスします。

長らく無人駅でしたが、周辺の開発が進み、現在は北海道ジェイ・アール・サービスネットが受託する業務委託駅となっています。みどりの窓口、自動券売機、簡易自動改札機（Kitaca・磁気券対応）が設置されています。夜間の連絡先は新札幌駅です。

のりば

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1	■	千歳線（下り）	北広島・千歳・新千歳空港方面
2	■	千歳線（上り・待避）	札幌方面
3	■	千歳線（上り）	札幌方面

利用状況

「札幌の都市交通データ」によると、2019年（令和元年）度の1日平均乗車人員は2,829人です。朝夕は近隣の私立高校・中学校への通学や、札幌市内への通勤・通学で利用者が多く、昼間は比較的閑散としています。

駅周辺

駅の東側は北広島市との境界に接しています。駅周辺は丘陵地帯で、住宅密度は高くありません。2004年12月に厚別東通が開通したことで、駅の南西側へのアクセスが向上し、平岡公園ベニータウン「ライブヒルズ」などの住宅街が広がりました。駅の北東側にはパークアンドライド用の駐車場があり、野津幌川を挟んだ北広島市虹ヶ丘地区には、札幌日本大学中学校・高等学校、パチンコ店、動物病院（新札幌ラパス動物病院）、日帰り入浴施設（湯処 ほのか）などがあります。虹ヶ丘商業地区の発展に伴い、上野幌駅周辺の開発も予定されています。

駅前から新札幌駅方面へ約500メートル進むと、住宅が密集する札幌市街となります。2006年頃から駅南側の周辺には住宅地や中小規模のマンションが建設され、2007年7月には厚別東通沿いにコンビニエンスストア（セイコーマート）が開店しました。

主要施設

国道274号
札幌日本大学中学校・高等学校
北海道北広島西高等学校
雪印種苗園芸センター
札幌報恩学園

バス路線

駅東側の北広島市との境界に「上野幌駅通」停留所があり、ジェイ・アール[[北海道バス]]長沼線が運行しています。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■千歳線

■特別快速「エアポート」・■快速「エアポート」・■区間快速「エアポート」

通過

■普通

北広島駅 (H07) - 北海道ボールパーク駅（仮称・事業中） -（西の里信号場） - 上野幌駅 (H06) - 新札幌駅 (H05)

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