北海道小樽潮陵高等学校

北海道小樽潮陵高等学校について

北海道小樽潮陵高等学校（ほっかいどうおたるちょうりょうこうとうがっこう）は、北海道小樽市に位置する公立の高等学校であり、1902年に設立されました。古くからの歴史を持ち、道内で三番目に設立された学校として知られています。恒常的に「潮陵」と呼ばれ、自由な校風が校の特長に挙げられ、学生たちは自らの個性を大切にしながら学びを深めています。

沿革と歴史

学校の歴史は1902年に遡ります。同年に北海道庁立小樽中学校として設立が認可され、4月には開校しました。初めての入学式は同年5月15日に行われ、その日を記念日として設定しています。1920年には校歌が制定され、そのメロディは今でも学生たちに歌い継がれています。

1948年には校名が北海道立小樽高等学校に変更され、さらに1950年には現在の名称に改称。そして2002年には創立100周年を迎え、2012年には110周年を祝いました。その過程で、校舎が火災に見舞われるなどの試練もありましたが、学校は今なお成長を続けています。

学校の特色

潮陵高校は文武両道を重んじる校訓があり、スポーツと学業の両方に力を注いでいます。特に部活動が活発で、22の運動部と多くの文化部があり、加入率は毎年90%以上を記録しています。また、OB・OGには著名な学者や政治家、文化人が多く、学校の因縁は地域に深く根付いています。

校歌と象徴

潮陵高校の校歌は、卒業生である岡田三郎が作詞したもので、情緒あふれるメロディが特徴です。歌詞には地元・小樽の港にちなんだ表現が盛り込まれており、精神的なシンボルとして多くの生徒に愛されています。さらに、学校の屋上には「暁鐘」という鐘があり、毎日決まった時刻に校歌のメロディを奏で、生徒たちを一日に始めさせます。

学区と通学

小樽市内及び近隣の余市町が主な学区として位置付けられています。数年前から生徒の募集定員が減少傾向にあり、近年では一学年あたり200名程度となっています。通学は主に市内バスを利用し、最寄りのバス停は「龍徳寺前」です。

カリキュラムと授業

授業は50分単位で行われ、文系、理系、医進類型のカリキュラムが設けられています。特に体育も重視されており、毎週の授業の中で運動が必修とされています。

部活動

潮陵高校の部活動は非常に活発で、特に放送部や吹奏楽部は全国的に評価されています。陸上競技やボート部も伝統があり、数多くの大会で優れた成績を残しています。また、剣道部は115年の歴史を持ち、武道にも力を入れていますが、最近はその活動が休止しています。

特別な行事

毎年行われる「潮陵祭」は、学校最大のイベントであり、生徒たちがクラスを迎え、一体感を持って様々なパフォーマンスを披露します。このような行事は学生の絆を深める大切な場であり、地域住民との交流も盛んに行われています。

卒業生の活躍

卒業生には、学界や政治、文化、スポーツ界で著名な存在が多く、高校の教育の成果が様々な分野で発揮されています。卒業生組織である「潮陵倶楽部」は文化的な活動の場ともなっており、在校生との交流が続いています。

このように、北海道小樽潮陵高等学校は伝統が深く、自由な校風と多様な活動が魅力の公立高校です。

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