北海道旭川盲学校

北海道旭川盲学校の概要

北海道旭川盲学校は、北海道旭川市旭町に位置する視覚障害者のための特別支援学校です。この学校は幼稚部、小学部、中学部を設けており、視覚に障害を持つ児童生徒に対して、専門的な教育と生活支援を行っています。さらに、遠方から通う児童生徒が安心して学校生活を送れるように寄宿舎も併設されています。

創立の背景

この学校は1922年に南雲総次郎によって「旭川盲唖学校」として創立されました。もともとは旭川教育会館付属図書館を借りて開校しましたが、1928年には旭川市8条8丁目の旧旭東病院跡に校舎を購入・移転しました。その後、教育制度の変遷を経て、1948年には北海道立に移管され、「北海道立旭川学校」として独立。1950年には現在の「北海道旭川盲学校」と改名されました。そして1958年には、現在の校舎と寄宿舎を新築し、移転しています。

教育活動と受賞歴

学生数は2025年には幼稚部が3名、小学部が6名、中学部が4名の合計13名を計画しています。一方、教職員は約40名が在籍しています。北海道の各地域から多様な生徒が集まり、専門的な教育を受けられる環境が整っています。近年では、令和4年度に北海道教育委員会から教育実践表彰を受け、令和5年度には文部科学大臣から優良PTA表彰と優秀教職員表彰を受けています。これらの受賞は、学校の教育内容や運営の質が高く評価されていることを示しています。

学校行事について

旭川盲学校では年間を通じて多くの学校行事を行っています。春には入学式や授業参観日があり、特に5月には新入生歓迎会や児童生徒総会が開催されます。また、6月には運動会や開校記念日といった大規模なイベントが行われるため、生徒同士の交流も深まります。さらに、冬には卒業式や修了式といった重要な行事が控えています。これらの行事は、学びの場を越えた人間関係の構築や、社会性を育むための重要な機会となっています。

寄宿舎での生活

併設されている寄宿舎は、特に遠方から通う生徒たちにとって大切な支援の場です。寄宿舎では、生活指導や自立支援だけでなく、交流イベントや季節ごとの行事も行われており、心温まるコミュニティが育まれています。子どもたちは歓迎会や誕生会、クリスマス会といった楽しいイベントを通じて、友情を深めることができます。

アクセス方法

旭川盲学校へは、旭川電気軌道バスや道北バスを利用することができます。特に、「1条8丁目」バス停からは14番に乗車、または「旭川駅前」からは37番または38番に乗車することが可能です。いずれも約15分で「旭町2条15丁目」バス停に到着し、そこから徒歩約5分でアクセスできます。自家用車で訪れる場合も、旭川駅前から約15分、高速道路を利用すれば旭川鷹栖インターチェンジから約10分の距離です。

関連団体

この学校は全国の特別支援教育機関と連携し、広域な支援を行っています。特に、北海道内にある他の盲学校と協力し、資源の共有や知識の伝達が行われています。

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