北海道立総合体育センター

北海道立総合体育センター（北海きたえーる）

北海道立総合体育センターは、札幌市豊平区に位置する大型体育施設で、愛称は「北海きたえーる」です。この施設は、豊平公園の隣にあり、周辺の自然環境と調和したデザインが特徴です。

概要

施設は、老朽化した道立中島体育センター別館に代わるものとして建設されました。コンセプトは「森と一体となった周辺環境にやさしいスポーツの殿堂」で、名称の「きた」は北海道を表し、また「えーる」は声援を意味します。これにより、心身を鍛える場所としての意味が込められ、地域の人々に利用されることが期待されています。

この体育センターは、さまざまな競技団体の拠点となっており、B.LEAGUEのレバンガ北海道やF.LEAGUEのエスポラーダ北海道のホームアリーナでもあります。さらに、新日本プロレスやプロレスリング・ノアの興行、またコンサートや地域イベントにおいても使用されています。

1階のエントランスには「北海道のオリンピックゴールドメダリスト」を紹介するパネルがあり、南部忠平を始めとする北海道出身のオリンピック金メダリストの功績が展示されています。展示は、道内に中学卒業まで在住した金メダリストのみを対象としており、地元の英雄を称える場となっています。

歴史

この体育センターの歴史は、1996年の着工から始まります。1998年には「きたえーる」という愛称が決まった後、1999年に建物本体が完成し、2000年には全面開業を迎えました。その後も施設は進化を続け、2010年にはネーミングライツが導入され、「北海きたえーる」に改称されました。2018年には「アリーナオブザイヤー2018」を受賞し、2021年にはメインアリーナの全面改修が行われました。

設備

メインアリーナ

メインアリーナの広さは3,886平方メートルで、バレーボールやバスケットボールなどさまざまな競技に対応しています。天井高は最大26メートルで、最大収容人数は10,000人です。座席は、地下1階に可動席1,872席、1階に固定席2,612席、貴賓席72席、身障者席20席、さらに2階には1,388席の固定席があります。さらに、仮設席もあり、多様なイベントに対応できます。

サブアリーナ

サブアリーナは1,647平方メートルの広さを持ち、ここでもバレーボールやバスケットボールなどの競技が行えます。天井高は最大22メートルです。

武道場とトレーニング施設

武道場には柔道室と剣道室があり、トレーニング室や体力測定室も完備されています。

アクセス

最寄りの交通手段は、札幌市営地下鉄の東豊線・豊平公園駅で、駅から直接アクセスが可能です。また、バス利用の場合は「豊平3条10丁目」バス停が近く便利です。駐車場も完備されており、特に身障者用のスペースも用意されています。

このように、北海道立総合体育センターは、多目的に使用できる施設として、地域住民やアスリートを支援し、スポーツ文化の振興に寄与しています。

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