北海道道454号小樽海岸公園線

北海道道454号小樽海岸公園線は、小樽市祝津3丁目を起点とし、同市色内2丁目（北海道道17号小樽港線交点）を終点とする、全長約5.5kmの一般道道です。

概要

この路線は、小樽市内の主要な観光地を結ぶ役割を担っています。起点付近の祝津地区には、人気スポットであるおたる水族館があり、多くの観光客が訪れます。また、沿線には手宮洞窟保存館や豊井浜といった観光名所が点在し、これらの施設へのアクセス road として機能しています。

路線データ

起点：北海道小樽市祝津3丁目
終点：北海道小樽市色内2丁目（北海道道17号小樽港線交点）
総延長：5.498 km
実延長：5.498 km
重用延長：0 km

道路管理は、後志総合振興局小樽建設管理部事業課が行っています。

歴史

1963年（昭和38年）10月23日：路線認定
1987年（昭和62年）：新高島トンネル開通
1990年（平成2年）：豊井・新祝津トンネル開通
1994年（平成6年）4月26日：中央通の整備に伴い、終点が稲穂2丁目（国道5号交点）に変更。中央通を小樽市道から道道に移管。
2010年（平成22年）3月26日：中央通の整備完了に伴い、終点を変更。中央通を小樽市道に移管。

路線状況

重複区間

北海道道820号小樽港稲穂線（小樽市稲穂5丁目 - 小樽市色内2丁目〔終点〕）

道路施設

主なトンネル:

新祝津トンネル（253 m、小樽市祝津） 竣工1990年
豊井トンネル（146 m、小樽市祝津） 竣工1990年
新高島トンネル（519 m、小樽市祝津 - 小樽市高島） 竣工1987年

廃止されたトンネル

高島トンネル
祝津トンネル

地理

旧ルートは高島 - 祝津間において海岸近くを通っていましたが、急カーブが多く、トンネルの幅も狭かったため、事故や渋滞が頻発していました。そのため、新たなトンネルが建設され、現在のルートに変更されました。豊井・新祝津トンネル開通後、旧祝津隧道は閉鎖されましたが、小樽側の出口に通じていた旧道は、海水浴客や釣り人に利用されることが多かったため、現在は再び舗装されています。旧高島隧道は、新高島トンネル切り替え後もしばらくの間は通行可能でした。

通過する自治体

後志総合振興局
小樽市

交差する道路

北海道道820号小樽港稲穂線（稲穂5丁目 - 色内2丁目〔終点〕、重複区間）
北海道道17号小樽港線（色内2丁目〔終点〕）

沿線施設

沿線には、以下の施設があります。

小樽祝津郵便局
小樽高島郵便局
手宮洞窟
手宮公園
小樽市総合博物館（鉄道・科学・歴史館）
旧日本郵船小樽支店
小樽錦町郵便局
小樽市総合博物館（運河館）
運河プラザ
小樽運河

その他

路線名の「小樽海岸公園」は、「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」（祝津海岸）を指していると考えられます。

この道道は、小樽の観光を支える重要な路線であるとともに、地域の生活 road としても欠かせない存在です。

もう一度検索