ニセコ積丹小樽海岸国定公園

ニセコ積丹小樽海岸国定公園

北海道西部に位置するニセコ積丹小樽海岸国定公園は、変化に富んだ自然景観が魅力の国定公園です。ニセコ地区と積丹・小樽海岸地区の2つのエリアに分かれ、それぞれ異なる特徴を持っています。

ニセコ地区

ニセコ地区は、ニセコアンヌプリ、イワオヌプリ、ニトヌプリなど、標高1,000m級の山々が連なるニセコ連峰を中心に構成されています。山地には神仙沼や大谷地などの湿原、コックリ湖などの火山湖が点在し、豊かな自然が広がります。夏季には登山やハイキング、キャンプなどのアクティビティが盛んで、冬季にはスキーやスノーボードを楽しむことができます。雷電海岸では海水浴や釣りも人気です。また、ニセコ温泉郷など温泉地も多く、スキー場と合わせて利用されています。

主な山岳: ニセコアンヌプリ、イワオヌプリ、ニトヌプリ、チセヌプリ、目国内岳、雷電山、岩内岳
主な湿原: 神仙沼、大谷地
主な湖沼: コックリ湖
海岸: 雷電海岸

積丹・小樽海岸地区

積丹・小樽海岸地区は、積丹半島から小樽にかけての海岸線が中心です。海食崖や奇岩、岬などが連なり、変化に富んだ海岸美が特徴です。積丹半島と神威岬は北海道遺産に選定されており、特に積丹半島の海域公園は、対馬海流の影響で温帯性と亜寒帯性の生物が混在する独特な海中景観を見ることができます。小樽海岸海域公園地区は、オタモイの断層を境に、西側には海食崖が発達しています。

主な海岸: オタモイ、忍路、赤岩、ローソク岩
主な岬: 積丹岬、神威岬、ビヤノ岬

自然

ニセコ連峰の山腹には、カンバ類、イタヤカエデ、ミズナラなどの広葉樹が多く見られます。中腹はダケカンバの純林地帯で、地表はチシマザサに覆われています。山頂付近では高山植物が観察できます。特に大谷地付近には、日本国内では珍しいフサスギナの群落があります。積丹・小樽海岸地区の断崖はほとんどが裸地ですが、緩傾斜地にはイタヤカエデ、カンバ類、ミズナラ、カシワなどの広葉樹林が見られます。海浜には、ハマナス、ハマエンドウ、エゾノハマアザ、ハマハコベ、コハマギク、エゾスカシユリなどの海浜植物が生育しており、オショロソウとして知られるバシクルモンも自生しています。

アクティビティ

ニセコ地区: 登山、ハイキング、キャンプ、スキー、スノーボード、温泉
積丹・小樽海岸地区: 海水浴、釣り、観光

その他

羊蹄山は支笏洞爺国立公園の区域です。
ニセコ積丹小樽海岸国定公園は、北海道の豊かな自然を代表する観光地の一つです。

参考資料

ニセコ積丹小樽海岸国定公園管理指針

関連項目

北海道の観光地
オタモイ遊園地
日本海追分ソーランライン

外部リンク

* ニセコ積丹小樽海岸国定公園 - 北海道

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