北海道道87号知床公園羅臼線は、
目梨郡羅臼町内を起点から終点までを結ぶ
主要地方道です。その総延長は24.485km、実際に車両が通行できる実延長は24.431kmとなっています。ごくわずかな区間である0.054kmが重複区間、そして0.031kmが未舗装区間として残っています。
道路の管理は、
釧路総合振興局釧路建設管理部中標津出張所が担当しています。
歴史
1972年(
昭和47年)
2月4日 - 736号として路線が認定されました。
1993年(平成5年)
5月11日 -
建設省(現在の国土交通省)によって、知床公園羅臼線が
主要地方道に指定されました。
1994年(平成6年)
10月1日 - 路線番号が87号に変更されました。
2006年(平成17年)
1月17日 - 天狗岩トンネルが供用開始となり、交通の便が向上しました。
2014年(平成26年)
3月7日 - マッカウストンネルが供用開始され、さらなる利便性の向上が図られました。
2024年(令和6年)
10月15日 -
羅臼町岬町地内の道路脇で水道施設が破損し、その影響で道路に土砂が流出。翌日まで通行止めとなる事態が発生しました。
路線状況
この路線は、知床の豊かな自然の中を縫うように走っており、沿線にはいくつかのトンネルや橋梁などの道路施設があります。
道路施設
主なトンネル:
知円別トンネル(849m、
羅臼町岬町)
天狗岩トンネル(850m、
羅臼町岬町)
ざいもく岩トンネル(390m、
羅臼町海岸町 -
羅臼町共栄町)
マッカウストンネル(499m、
羅臼町共栄町)
過去には羅臼トンネル(295m)も存在しましたが、現在は廃止されています。
主な橋梁:
羅臼橋(63m、羅臼川、
羅臼町富士見町 -
羅臼町本町)
その他、知床橋ゲート(
羅臼町北浜)と岩見橋ゲート(
羅臼町北浜)には常設型ゲートが設置されています。
地理
通過する自治体:
根室振興局
目梨郡羅臼町
交差する道路:
羅臼町
国道334号 - 本町
国道335号 - 本町
国道335号 - 礼文町(終点)
沿線にある施設など:
羅臼町
相泊
漁港
相泊温泉
瀬石温泉
知円別
漁港
オッカバケ
漁港
マッカウス洞窟
* 羅臼
漁港
北海道道87号知床公園羅臼線は、知床の自然と人々の生活を結ぶ、重要な役割を担う道であると言えるでしょう。