北海道道9号寿都黒松内線

北海道道9号寿都黒松内線

北海道道9号寿都黒松内線は、後志地方の寿都町から渡島地方の長万部町へと至る主要地方道であり、地域の経済と交通を支える重要な役割を担っています。

概要

この路線は、寿都町の北海道道272号寿都停車場線を起点とし、黒松内町を経由して長万部町の国道5号を終点としています。総延長は23.147km、実際に車両が通行できる区間である実延長は17.818kmとなっています。また、国道229号との重複区間が5.329km存在します。

歴史

北海道道9号寿都黒松内線の前身は、1920年（大正9年）に認定された準地方費道25号寿都港蕨岱停車場線です。その後、1954年（昭和29年）に19号として路線認定を受け、1993年（平成5年）には主要地方道に指定されました。1994年（平成6年）に現在の路線番号である9号に変更されています。

路線状況

重複区間

国道229号：寿都町字樽岸町建岩 - 黒松内町字北作開

道路施設

主要な橋梁として、以下のものが挙げられます。

白炭橋（白炭川、黒松内町白炭）
熱郛橋（熱郛川、黒松内町熱郛川）
第1跨線橋（函館本線、黒松内町熱郛）
緑橋（朱太川、黒松内町黒松内）
寺の沢橋（寺の沢、黒松内町黒松内）
第2跨線橋（函館本線、黒松内町歌才）
第3跨線橋（函館本線、長万部町蕨岱）

かつて存在したトンネルとして、建岩トンネル（旧建岩1号トンネル）と建岩2号トンネルがありましたが、いずれも開削撤去されています。

地理

通過する自治体

後志総合振興局
寿都郡
寿都町
黒松内町
渡島総合振興局
山越郡
長万部町

交差する道路

寿都町
北海道道272号寿都停車場線
国道229号
黒松内町
国道229号
北海道道265号熱郛白井川線
北海道道523号美川黒松内線（市道を介して）
北海道道266号大成黒松内停車場線
長万部町
国道5号

沿線施設

寿都町
寿都漁港
道の駅みなとま〜れ寿都
樽岸簡易郵便局
黒松内町
小樽建設管理部 蘭越出張所黒松内事業所
黒松内温泉ぶなの森
黒松内町営野球場
歌才森林公園

北海道道9号寿都黒松内線は、これらの施設や観光地を結び、地域住民の生活を支えるとともに、観光客にとっても重要な役割を果たしています。

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