北海道NEWS1

北海道NEWS1

『北海道NEWS1』は、北海道のTBS系列局である北海道放送（HBC）で、毎週平日の夕方に放送されていたローカルニュース番組です。北海道内の出来事や話題を深く掘り下げて伝えました。

番組の誕生と変遷

本番組は、視聴率低迷により終了した前身『総力報道!THE NEWS北海道』を改題・リニューアルする形で誕生しました。これに伴い、ネットワークニュースとローカルニュースの放送時間帯が見直され、2010年3月29日に装いを新たに『NEWS1』（ニュース・ワン）としてスタートを切りました。

番組名の『NEWS1』は、HBCのアナログ放送時代のチャンネル番号や、地上デジタル放送のリモコンキーIDがいずれも「1」であることに加え、前身番組『THE NEWS北海道』で使用されていたメールアドレスに由来しています。HBCが自社制作するローカルニュース番組が、特定のネットワークニュース番組のタイトルに左右されない単独の番組名を持つのは、『テレポート2000』が終了した2006年4月以来、約4年ぶりの再開となりました。

番組開始当初、出演者は『THE NEWS北海道』から全員が続投しました。しかし、放送形態は後に変化します。2011年4月5日からは、番組の開始時刻が午後4時45分に変更され、TBS制作の全国ネットニュース番組『Nスタ』を番組の一部として内包する形式を取りました。これは、『テレポート2000』以来約5年ぶりにネットワークニュースを内包する形となりました。ただし、『Nスタ』が任意ネット区間やJNN協定に基づく全国ニュースまでを網羅する性質上、番組全体の中で純粋な北海道ローカルニュースに焦点を当てる部分は主に第3部に限られていました。

番組名の改題とキャスターの動き

2011年10月3日からは、番組タイトルを改めリニューアルしました。番組名は『北海道NEWS1』となり、「北海道」の文字が加わりました。これは、前身番組『THE NEWS北海道』以来のことです。この改題に伴い、キャスター陣も刷新されました。高橋友理アナウンサーがメインキャスターに昇格。一方、加藤雅章アナウンサーは取材活動を主体とするフィールドキャスターへと役割を転換しました。

2012年春の番組改編では、さらなる動きがありました。3月26日からは、新たにHBCアナウンサーの堀啓知氏がメインキャスターに就任し、番組の新たな顔となりました。また、かつて2004年10月まで『テレポート2000』でメインキャスターを務め、本番組ではプロデューサーも兼任していた須田浩氏が、解説主幹として出演を開始しました。須田氏にとっては、約7年半ぶりの夕方ニュース番組への登場となりました。

しかし、この体制は長く続きませんでした。2013年3月29日、須田浩氏は大阪支社長への人事異動に伴い番組を降板しました。これにより、同年4月からは堀啓知、高橋友理の2人体制となりました。

番組の終焉

『北海道NEWS1』は、その後、前時間帯に放送されていた生活情報番組『グッチーの今日ドキッ!』と統合される形で、新たな情報番組『今日ドキッ!』が開始されることになりました。これに伴い、本番組は2013年10月4日をもってその歴史に幕を下ろしました。

主な出演者としては、メインキャスターを務めた羽二生渉（報道局デスク・プロデューサー兼任）、加藤雅章、須田浩（解説主幹）、堀啓知、高橋友理が挙げられます。天気予報は近藤肇（アナウンサー兼気象予報士）が担当。また、後半コーナー『何?〜コレNani?Colecsyon〜』には、リポーターとして松坂有希子、佐々木佑花、佐藤彩、ナレーションとして室谷香菜子らが出演しました。

関連番組として、HBCが放送する他のニュース番組や、同時期に放送開始され後に本番組と統合された『グッチーの今日ドキッ!』が挙げられます。

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