北海鋼機

北海鋼機株式会社の概要

北海鋼機（ほっかいこうき）は、北海道江別市に位置する鉄鋼二次製品メーカーで、同地域において唯一のカラー鋼板の製造設備を備えています。この会社は長い歴史を有し、主力製品であるカラー鋼板のほかに、剪断加工設備も充実している点が特徴です。さらに、建築材料の加工製品を手がけており、幅広いニーズに応える製品ラインアップを展開しています。過去には土木事業にも従事していましたが、2007年にその事業は終了しました。

商標に関して、北海鋼機は「雪印」という名前を使用していますが、これは雪印グループの商標とは異なるものです。公式なウェブサイトでも、雪印という名称が雪印メグミルクの登録商標であることが明記されています。このように、商標の使用に関してもクリアな区分が設けられています。

沿革

北海鋼機は1961年に設立されました。設立当初は、富士製鐵（現・日本製鉄）系列である北日本鋼機工業と北海鐵板が合併し、新しい会社としてスタートしました。設立から数年後の1963年にはアメリカ合衆国のアームコ・スチールとの技術提携が実現し、さらに1964年からは江別工場の操業が始まりました。この際、商標も「オットセイ印」から「雪印」へと変更されています。

1977年には新たに線めっきの工場が稼働を始め、1986年には土木事業部が設置されましたが、これは後に2007年に廃止されることとなります。2007年には、棒線部門の新設とともに会社分割が行われ、NS北海製線という新たな会社が設立されました。これは新日本製鐵の100%子会社としての位置づけを持つものです。

2008年には日鉄住金鋼板の完全子会社となり、北海鋼機傘下の北板金属とスノークスと合併しました。2011年にはスチールハウス用形鋼成形設備がNSハイパーツに移管され、「ISO 9001」を取得するなど、品質管理体制の強化が図られました。2014年には新しい社屋が完成し、更なる発展を遂げています。

製品ラインナップ

北海鋼機が提供する製品は多岐にわたりますが、その中でも特に注目されるのが鋼板関連の製品です。以下に代表的な製品を挙げてみます。

• - めっき鋼板

- ニスクジンク
- ガルバリウム鋼板
- エスジーエル

• - カラー鋼板

- 雪印カラー
- 雪印スーパーモスリー
- 雪印モスリーFC
- 雪印スノーフロンGL
- フラットデッキ
- 雪印Fデッキ

これらの製品は、建築材料としての需要に応じて様々な形状や仕様で提供されています。カラー鋼板は特にデザイン性に優れ、消費者からの支持を集めている製品群です。

事業所

北海鋼機の本社及び工場は、北海道江別市上江別に位置し、営業部は札幌市中央区の北海道ビルヂングの8階に設置されています。この場所から、北海道内外の顧客に対して製品を提供し、営業活動を行っています。

北海鋼機は、その地域の特性を活かしたものづくりを行い、持続可能な発展を目指しております。

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