北網圏北見文化センター

北網圏北見文化センターについて

北網圏北見文化センターは、北海道北見市にある多機能複合施設で、科学館、博物館、美術館、プラネタリウムを併設しています。このセンターは地域の文化と科学を愛する人々にとっての重要な場となっており、さまざまな展示やイベントを通じて多くの人々に学びと楽しみを提供しています。

施設の概要

科学館

1階には科学館コーナーがあり、利用者が日常生活で出会う科学の魅力を体験できる展示が行われています。「通信」「電気」「力の応用」「生活の科学」といったテーマが取り上げられており、見るだけでなく触れることができる体験型の展示も多くあります。また、地域の小学生を対象とした「北見少年少女発明クラブ」も開かれており、ものづくりを通じて創造力や工夫を育むプログラムが実施されています。

博物館

博物館では北見の歴史と自然に関する常設展示が行われています。北見の地質や鉱物を紹介するパネル展示に加え、無加川で発見されたデスモスチルスの臼歯などの実物も展示されています。また、北見市指定文化財に指定された広郷遺跡や中ノ島遺跡からの出土品、屯田兵の生活をテーマにしたパネル展示があり、開拓時代の生活の様子や道具を実際に体感することができます。自然の展示では、周辺生息の動物や植物の標本が展示され、季節ごとに更新される内容も魅力的です。

美術館

美術館エリアでは、地域のアーティストによる作品展や市民芸術祭など、年間を通じてさまざまな芸術イベントが開催されています。これによって、地元の芸術家にとっての表現の場が提供され、訪れる人々も新しい発見と感動を味わうことができます。

プラネタリウム

北網圏北見文化センターのプラネタリウムは、オホーツク総合振興局内で唯一の施設です。直径15メートルのドームには150席があり、解説員による実況解説と共に季節ごとの星空を楽しむことができます。子どもから大人まで楽しめるプラネタリウムの上映が行われ、天体観測室では天体観望会も定期的に開催されています。

利用情報

利用者は、午前9時30分から午後4時30分までの時間に訪れることができ、入館は観覧席の発売が行われる午後4時までとなっているため、計画的に訪れることが大切です。休館日は毎週月曜日と祝日の翌日、さらに毎月の最後の火曜日と年末年始です。料金は各施設によって異なりますが、北見市内に住む小中学生および70歳以上の方は常設展示やプラネタリウムの観覧が無料となります。障がい者手帳を所持する方も、介助人1名とともに無料での利用が可能です。

周辺の立地

北網圏北見文化センターの周囲には、野付牛公園やトレーニングセンター、池、イチイの森、東陵公園などの自然が広がっており、文化センターを訪れた際には、周辺の自然散策も楽しむことができます。これにより、訪れた人々は文化と自然の両方を感じることができる貴重な体験をすることができるでしょう。

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