北翔 海莉(ほくしょう かいり)
概要
北翔海莉(ほくしょう かいり、
3月19日生まれ)は、
歌手兼女優で、元
宝塚歌劇団星組のトップスターとして広く知られています。彼女の出生地は
千葉県松戸市で、市立第二中学校を卒業しました。身長は169.7cmで、愛称は「みっちゃん」です。
経歴
1996年に
宝塚音楽学校に入学し、1998年には84期生として
宝塚歌劇団に入団しました。当初の成績は10番でした。初
舞台は宙組公演「エクスカリバー/シトラスの風」で、その才能は早くから注目されました。
宝塚に入団後、さまざまな公演に出演し、2003年のバウ・ワークショップ「恋天狗」にて公演初主演を果たしました。続けて「シニョール ドン・ファン」では新人公演初主演に抜擢され、その後も3作連続で新人公演の主演を務めました。
2006年には「想夫恋」でバウホール公演の単独初主演を行い、同年の8月21日付で宙組へと異動しました。2011年には「記者と皇帝」で東上公演初主演を果たし、2012年7月2日付で専科へ異動後も各組に特別出演し続けました。彼女は、轟悠・水夏希に次ぐ5組全組への出演を果たした史上3人目の存在でもあります。
2015年の5月11日、星組へ異動しトップスターに就任しました。これにより、入団18年目でのトップ就任という遅咲きのスタートながら、相手役に妃海風を迎えた「ガイズ&ドールズ」でトップコンビとしての大劇場お披露目を行いました。彼女は歌、ダンス、演技の全てにおいて優れた才能を持ち、実力派として活躍しましたが、2016年11月20日の「桜華に舞え/ロマンス!!」東京公演千秋楽をもって、妃海と同時に
宝塚歌劇団を退団しました。
北翔海莉の
宝塚歌劇団時代における主な出演作には、以下のような作品があります。
- - 初舞台:1998年の宙組『エクスカリバー』『シトラスの風』(宝塚大劇場のみ)
- - 月組時代の代表作:2002年の『ガイズ&ドールズ』など
- - 宙組時代の主な作品:2006年の『想夫恋』『暁のローマ』など
- - 星組でのトップスターとしての代表作:2015年の『ガイズ&ドールズ』
宝塚退団後の活動
北翔海莉は退団後も
舞台を中心に活躍し、特に演技力の高さからさまざまな役柄に挑戦しています。2018年には
俳優の藤山扇治郎との結婚を発表し、同年に長男を出産しました。
2020年代に入っても、彼女は新たな
舞台作品を次々と手掛け、近年では『海の上のピアニスト』や『アルジャーノンに花束を』などが話題となりました。
彼女のキャリアは多岐にわたり、
舞台だけでなくCMやテレビにも出演し続けています。受賞歴としては、
宝塚歌劇団年度賞での新人賞や努力賞などが挙げられ、実力を認められています。
結論
北翔海莉は、優れた歌唱力と演技力を持つ
舞台人であり、
宝塚歌劇団での華やかな経歴を経て、現在でも
舞台の第一線で活躍し続けています。彼女の成長を見守りつつ、今後の活動にもぜひ注目していきたいところです。