北野誠 (タレント)

北野誠 (きたの まこと) について

北野誠は1959年、現大阪市鶴見区に生まれた日本のお笑いタレントです。彼は松竹芸能に所属し、初期には「誠」や「MAKOTO」という名義で活動していました。幼少期から健康上の悩みを抱えながらも、学校生活を経て落語の世界に興味を持ち、次第にお笑いの道へと進んでいきました。

幼少期と芸能界入りのきっかけ

北野は、実家は農業を営む家庭で育ち、姉が一人います。体が弱く、小学校では運動を制限されるなど、彼の子供時代は病弱さが強い影響を与えていましたが、徐々に健康を取り戻し、明るい性格へと変わっていきました。高校時代には落語研究会に入会し、そこでの活動が彼をお笑いの世界へと導きました。

漫才コンビ時代

北野は高校時代、友人たちとともにトリオ「土着民SMショー」を結成し、各地で活動を開始します。その後、彼は「誠&がっしゃん」というコンビ名で漫才を行い、素人お笑い選手権での準優勝をきっかけにプロの道へ進むことを決心しました。彼の漫才はツッパリや時事ネタが中心で、特にラジオレポーターとしての経験も活かしながら活動を広げていきました。

MAKOTOから北野誠への転身

1980年代、北野は「MAKOTO」として活動。松竹芸能に所属した当初は、吉本興業の圧倒的な人気と松竹内の独特な雰囲気に悩まされますが、徐々に自身のスタイルを確立し、大学時代に友人らとオリジナルのユニットを作ったことが後の活動につながります。彼のスタイルは、リアクション芸や早口の掛け合いが特徴でした。

士気の低下そして再起

1985年には父親の自死という苦しい経験を経て、芸風が雑になった時期もありました。だが、やしきたかじんや嘉門達夫の支えを受け、「探偵!ナイトスクープ」への参加を通じて新たな認知を得ます。1988年、大野誠と芸名が重複したため、彼は本名の「北野誠」に改名し、自身のアイデンティティを確立していきます。

多彩な活動と無期限謹慎

1990年代には、彼は東京進出を果たし、テレビやラジオでの司会者、コメンテーターとしても活躍しました。一方で、1993年に山本リンダのヘアヌード写真集を批判したことから損害賠償を請求され、公開謝罪会見を経て逆に知名度が上がりました。2009年には、不適切な発言により無期限謹慎となったが、約1年後には復帰を果たします。

現在と未来

復帰後もテレビやラジオでの活動を続け、新たな挑戦としてワインバーのプロデュースや著述活動を行っています。また、2021年には新型コロナウイルス感染を公表しつつも、変わらずメディアに登場している。芸人としてのキャリアを積み重ね、今後の活躍にも期待が寄せられています。彼の数々の体験は、笑いの中に深い人生の教訓を感じさせるものでもあります。

もう一度検索