十島村立諏訪之瀬島学園

十島村立諏訪之瀬島学園

十島村立諏訪之瀬島学園は、鹿児島県鹿児島郡十島村、トカラ列島のほぼ中央に位置する諏訪之瀬島にある村立の義務教育学校です。2016年3月までは十島村立平島小中学校の分校でしたが、独立して小中学校となりました。

概要

諏訪之瀬島は、手つかずの自然が残る美しい島です。諏訪之瀬島学園は、この島で唯一の学校として、地域の子どもたちの教育を担っています。少人数制教育ならではのきめ細やかな指導と、島ならではの自然体験学習が特徴です。2010年時点では小学校に5名、中学校に1名の生徒が在籍していました。

十島村では山海留学制度を導入しており、諏訪之瀬島学園でも島外からの留学生を受け入れています。島での生活や学校での学習を通して、子どもたちは豊かな人間性と生きる力を育んでいます。

諏訪之瀬島中学校は、県内の公立高等学校のうち、全日制普通科の学区制限を受けない中学校の一つです。生徒は県内全域の高校から進路を選択できます。

また、体育館には諏訪之瀬島のシンボルである御岳の噴火を観測するためのカメラが設置されており、島の自然環境を見守っています。

2023年時点の在籍者数は小学校に13名、中学校に9名です。

沿革

1879年（明治12年）：諏訪之瀬島の島民により夜学校として諏訪之瀬島小学校が設置。
1930年（昭和5年）：中之島尋常小学校の分教場、中之島尋常小学校諏訪之瀬島分校となる。
1932年（昭和7年）：中之島尋常高等小学校諏訪之瀬島分教場に改称。
1941年（昭和16年）：中之島国民学校諏訪之瀬島分校に改称。
1948年（昭和23年）：中之島小中学校諏訪之瀬島分校に改称。
1952年（昭和27年）：十島村立中之島小中学校諏訪之瀬島分校に改称。
1960年（昭和35年）：十島村立平島小中学校諏訪之瀬島分校に改称。
2016年（平成28年）：十島村立諏訪之瀬島小中学校として独立、開校式。
2024年（令和6年）4月1日：十島村立諏訪之瀬島学園となる。

周辺情報

学校周辺には、十島村役場諏訪之瀬島出張所、諏訪之瀬島診療所、元浦漁港、諏訪之瀬島飛行場、切石港などがあります。これらの施設は、島民の生活を支える重要な拠点となっています。

関連情報

鹿児島県小学校一覧
鹿児島県中学校一覧
日本の義務教育学校一覧

外部リンク

十島村立諏訪之瀬島小中学校公式ウェブサイト
十島村立諏訪之瀬島小中学校公式ブログ

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