十輝いりす

十輝いりす - 宝塚歌劇団を彩った男役スターの軌跡

十輝いりす(とき いりす)さんは、宝塚歌劇団星組・宙組に所属していた男役スターです。東京都新宿区出身で、178cmという恵まれた体格と洗練されたスタイルを活かし、多くの舞台で観客を魅了しました。愛称は「まぁ」や「まさこ」で親しまれていました。

宝塚歌劇団時代

1997年、宝塚音楽学校に入学。1999年には宝塚歌劇団85期生として入団し、雪組公演「再会／ノバ・ボサ・ノバ」で華々しく初舞台を踏みました。その後、組まわりを経て宙組に配属。高い身長とスタイリッシュな容姿から早くから注目を集め、2006年にはバウホール公演「Young Bloods!!」で初主演を果たすなど、着実にキャリアを重ねていきました。

宙組での活躍を経て、2012年2月には星組へ組替え。数々の主要な作品に出演し、確かな演技力と存在感で観客を惹きつけました。星組での活躍も記憶に新しく、多くのファンに惜しまれつつ、2016年6月19日、「こうもり／THE ENTERTAINER!」東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。

宝塚歌劇団在団中は、「ベルサイユのばら」、「ファントム」、「NEVER SAY GOODBYE」、「維新回天・竜馬伝!」、「ロミオとジュリエット」、「眠れない男・ナポレオン」、「ガイズ＆ドールズ」など、数々の話題作に出演。新人公演でも重要な役を多く演じ、将来を嘱望される存在でした。特に、宙組時代には、バウホール公演や全国ツアーなどで、様々な役柄に挑戦し、持ち前の才能を開花させていきました。また、星組では、組の看板作品にも多く出演し、その実力と人気を確固たるものにしました。

退団後

宝塚歌劇団退団後は、カナダへ語学留学。帰国後は、舞台やライブ出演、ピラティスインストラクターなど、多方面で活躍の場を広げています。宝塚歌劇団で培った表現力や身体能力を生かし、新たな道を歩み続けています。

人物

十輝いりすさんの父は外交官の多賀敏行氏であるということも知られています。この経験もまた、彼女の人格形成に影響を与えたかもしれません。

受賞歴

宝塚歌劇団在団中には、2001年度と2002年度にレッスン奨励賞を受賞。そして、2012年には阪急すみれ会パンジー賞助演賞を受賞するなど、その実力が認められてきました。

まとめ

十輝いりすさんは、長身とスタイルを生かした華麗な男役で、宝塚歌劇団に鮮やかな足跡を残しました。その経験と才能を活かし、今後も様々な分野で活躍していくことが期待されます。彼女の今後の活躍に注目しましょう。

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