千夜一夜キッス倶楽部

シブがき隊の21枚目のシングルとして1986年9月5日にリリースされた「千夜一夜キッス倶楽部」（アラビアンキッスクラブ）は、グループの新たな魅力を引き出した楽曲として知られています。

1986年に入ってから5枚目のシングルとなった本作は、同年7月に発売されたアルバム『情熱的新世界』と密接にリンクしたアートワークで制作されました。アルバムとシングルを通して、一貫した世界観を表現しようとする試みがなされています。

楽曲は、作詞を森雪之丞、作曲を井上大輔、編曲を鷺巣詩郎が担当。エキゾチックなタイトルとメロディが印象的で、シブがき隊の新たな一面を垣間見ることができます。森雪之丞による独特な歌詞の世界観、井上大輔によるキャッチーでオリエンタルなメロディ、鷺巣詩郎による斬新なアレンジが融合し、他に類を見ない楽曲に仕上がっています。

B面には「優し過ぎる罪」が収録。作詞は松本一起、作曲・編曲は後藤次利が手掛けています。A面とは対照的な、切なくも美しいメロディが特徴的な楽曲で、シブがき隊の音楽性の幅広さを感じさせます。

「千夜一夜キッス倶楽部」は、シブがき隊の代表曲の一つとして、現在も多くのファンに愛されています。当時の音楽シーンに大きな影響を与えただけでなく、後世のアーティストにもインスピレーションを与え続けています。なお、同年12月に発売されたアルバム『HOROSCOPE』には、残念ながら収録されていません。

収録曲

1. 千夜一夜キッス倶楽部
作詞：森雪之丞
作曲：井上大輔
編曲：鷺巣詩郎
2. 優し過ぎる罪
作詞：松本一起
* 作曲・編曲：後藤次利

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