千本瑞規

千本 瑞規 (ちもと みずき)

千本瑞規は、1994年4月27日に大阪府堺市で生まれた女子プロボクサーで、ワタナベボクシングジムに所属しています。彼女は第8代OPBF東洋太平洋女子ミニマム級王者であると同時に、第3代日本女子ミニマム級王者でもあります。瑞規は、ボクシングに対する強い情熱を持ち、自らの夢を実現させるために努力を重ねてきました。

来歴

千本は、ボクシングに興味を持ったきっかけは、兄からの影響でした。中学3年生の時にボクシングを始め、大阪学芸高等学校で学んでいる間に世界ジュニアユース日本代表に選出されるなど、才能を開花させました。その後、芦屋大学に進学し、2015年の全日本選手権では準優勝を果たしました。アマチュア戦績は57戦し、45勝12敗という素晴らしいもので、高校・大学時代の後輩にはプロや国際大会での実績を持つ選手たちがいることが特徴です。

大学卒業後も一時期は企業でアマチュアボクサーとして活動していましたが、2018年に上京し、ワタナベジムにてプロへの道を着実に歩み始めました。周囲の反対意見にもかかわらず、彼女は「ボクシングをやりたい女の子が諦めなくていいように、自分が道を作りたい」との信念を持ち続け、プロ転向を決意しました。

2018年11月20日には後楽園ホールでカンニカー・バーンナラー（タイ）と対戦し、プロデビュー戦にて3回TKO勝利を収めました。その後、2019年6月には日本女子ミニマム級王座に挑戦。試合ではバッティングで負傷し、負傷判定で勝利したことで、最速タイでのタイトル獲得を成し遂げました。

タイトル獲得と防衛戦

彼女はその後、12月に初防衛戦を予定していましたが、怪我により中止となりました。2021年にはOPBF女子東洋太平洋ミニマム級王座決定戦を勝ち取ることに成功し、プロ3戦目で2冠目を獲得しました。2022年初頭には初防衛戦も控えていましたが、健康上の理由により試合が中止になりました。しかし、5月15日には無事に再戦を果たし、勝利を手に入れました。過去には、プロ初の凱旋試合を行い、2度目の防衛に成功していましたが、その後長らく防衛戦が行われず、2024年5月に王座を剥奪されることになります。

人物像

千本瑞規はプロボクサーとしてだけでなく、その人柄でも注目されています。彼女は、ジムの先輩である元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志が経営するフィットネス専門ジム「KODLAB」のインストラクターとしても活躍しています。また、メディア出演も経験があり、2019年のテレビ番組『月曜から夜ふかし』に同門の瀬川紗代と共に登場しました。

プライベートでは、2023年に日本ヘビー級王者の但馬ミツロと婚約し、2024年中に婚姻届を提出する予定とのことです。彼女の人生は多くの面で多彩な色を持ち、ボクシングへの情熱とともに、彼女自身の成長を見守る人々にとって、模範となる存在です。

戦績

• - アマチュア：57戦45勝12敗
• - プロ：5戦 5勝 1KO

獲得タイトル

• - 第3代日本女子ミニマム級王座
• - 第6代OPBF東洋太平洋女子ミニマム級王座（防衛1回）

もう一度検索