千歳大橋

千歳大橋：新潟市を繋ぐシンボル

千歳大橋は、新潟県新潟市中央区を流れる信濃川に架かる橋梁であり、国道116号、国道289号、新潟県道16号新潟亀田内野線という、地域にとって重要な道路が交差する地点に位置しています。

概要

橋の全長は291.7メートルで、4径間連続箱桁橋という形式を採用しています。車道は片側2車線の計4車線が確保され、両側には歩道が設けられています。特筆すべきは、歩道に設置された踊り場に、1947年制定の「新潟県民歌」と1969年制定の新潟市民歌「砂浜で」のレリーフがある点です。これらのレリーフは、橋が地域住民にとって単なる交通路以上の存在であることを象徴しています。

信濃川の河口から数えて5番目の道路橋であり、上流には本川大橋、下流には昭和大橋が架かっています。

構造

• - 形式: 4径間連続鋼箱桁橋
• - 橋長: 291.7メートル
• - 最大支間長: 76.0メートル
• - 幅員: 12.5メートル

- 車道: 8.25メートル
- 歩道: 5.60メートル

歴史

千歳大橋の建設は、1970年代後半に新潟市の都市計画道路「小張木関屋線」の一部として計画されました。その目的は、市内中心部の交通を円滑化し、1985年に移転が予定されていた新潟県庁舎周辺の交通路を確保することでした。新潟市が事業主体となり、1979年に事業が開始され、総工費46億3000万円をかけて建設が進められました。1985年5月21日には、下流側の2車線が暫定的に開通し、同日には千歳大橋西詰から女池ICに至る区間も開通しました。その後、県道に昇格し、1994年4月には上流側の2車線が完成し、4車線での供用が開始されました。

元々は新潟県道16号新潟亀田内野線の一部でしたが、2008年4月1日に国道116号の経路指定が変更されたことに伴い、国道116号の一部となりました。

年表

• - 1985年5月21日：暫定2車線で開通
• - 1994年4月：4車線で完成
• - 2008年4月1日：国道116号の区間となる

交通量

2004年6月の調査によると、1日あたりの自動車交通量は38,300台に達しています。この数値は、千歳大橋が新潟市における交通の要所であることを示しています。

その他

以前は歩道部分に球体の装飾が施された街路灯が使用されていましたが、2016年3月にLEDの街路灯に交換されました。

千歳大橋は、新潟市の交通網において重要な役割を果たし、市民生活を支えるインフラとして、今日も利用されています。

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