千葉ウォーカー

千葉ウォーカー

『千葉ウォーカー』は、1999年に角川書店（現KADOKAWA）から創刊された千葉県に特化したタウン情報誌です。東京ディズニーリゾートをはじめとするレジャー施設や、千葉、船橋、柏、松戸といった県内主要エリアの最新情報を網羅し、千葉県民の生活に寄り添った情報を提供していました。

歴史

『東京ウォーカー』の姉妹誌として誕生し、関東地方では『横浜ウォーカー』に続く3誌目、全国では6誌目のウォーカー誌でした。「こんに千葉。」というキャッチフレーズとともに、車内広告などで広くアピールされました。

特に力を入れていたのがラーメン特集で、「千葉＝ラーメン王国」というイメージを強く打ち出していました。県内有名店の店主による「千葉拉麺四天王」を結成し、コラボカップ麺の発売や、大晦日の「年越しラーメン」企画など、ユニークな企画を展開しました。また、竹岡ラーメンや勝浦タンタンメンといったご当地ラーメンや、本八幡駅周辺のラーメン激戦区など、多角的な視点から千葉のラーメンシーンを盛り上げました。最終号の表紙にもラーメンが掲載され、海苔には「10年間のご愛読 最終号 ありがとうございました。」というメッセージが印刷されるなど、ラーメンへの熱い想いが込められていました。

各号の表紙には、他のウォーカー誌と同様に、旬の女性タレントが起用され、誌面に華を添えていました。

休刊と別冊への移行

創刊当初は20万部前後を発行していましたが、2007年から2008年にかけて5～6万部まで減少。2009年4月14日号をもって休刊となりました。しかし、その後は『東京ウォーカー』の別冊ムックとして、年に2、3冊のペースで復活。千葉の魅力を発信し続けました。

2009年以降に発行された主な別冊は以下の通りです。

2009年11月26日：『千葉Walker 09→10冬』
2010年9月17日：『千葉Walker 2010秋』
2011年3月31日：『千葉Walker 2011GW』
2011年7月12日：『千葉Walker 2011夏』（表紙：前田敦子）
2011年11月8日：『千葉Walker 2012冬』（表紙：相葉雅紀）
2012年3月30日：『千葉Walker 2012春GW』（表紙：氣志團）
2012年7月5日：『千葉Walker 2012夏』
2012年10月18日：『ラーメンWalker千葉 2013』
2012年11月15日：『千葉Walker 2012冬』
2013年3月29日：『千葉Walker 2013GW』
2013年6月13日：『千葉Walker 2013夏』（表紙：桐谷美玲）
2013年11月8日：『千葉Walker 2014冬』（表紙：山里亮太）

地域特化版

千葉県内の特定の地域に焦点を当てたムックも発行されました。

『柏Walker』：柏市に特化した情報を提供。
『船橋習志野Walker2010』
『千葉市Walker』
『船橋Walker』
* 『松戸市Walker』



『千葉ウォーカー』は、千葉県の魅力を様々な角度から捉え、県民だけでなく、首都圏の人々にもその魅力を伝える役割を果たしました。休刊後も別冊や地域版として形を変えながら、千葉の情報を発信し続けた功績は大きいと言えるでしょう。

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