東京ウォーカー

東京ウォーカーについて

『東京ウォーカー』は日本のKADOKAWAが発行していた都市情報雑誌で、東京および周辺東京都、神奈川、埼玉、千葉の情報を中心に、山梨や静岡の一部地域の最新トレンドや話題を取り上げていました。毎月20日に発売され、特別定価680円で提供され、食や旅行、音楽など多岐にわたる情報が掲載されていました。

歴史

この雑誌は1990年に角川書店によって『週刊トウキョー・ウォーカー・ジパング』として創刊されました。この『東京ウォーカー』は、タウン情報誌としては角川書店の初の試みであり、同じく首都圏情報を扱う『ぴあ』に続く2冊目の情報誌となりました。創刊当初は毎週火曜日に発行されていましたが、2003年に改題し、隔週火曜日の刊行に切り替わりました。発行元も角川書店から角川クロスメディアや角川マーケティングを経て、角川マガジンズに移行しました。

2008年には誌面がリニューアルされ、フォントサイズが大きくなったほか、2010年には創刊20周年を迎えました。2013年4月にはテレビ番組表を廃止し、特集や連載を拡充しました。2015年には創刊25周年を記念し、月刊誌としてリニューアルされ、以後、毎月20日に新号が出版されるようになりました。

その後、2016年には『週刊東京ウォーカー+』という電子雑誌が創刊され、最新情報が週ごとに配信されるようになりました。2018年には、東京都のシングル層をターゲットにした特集が組まれ、さらに多様なテーマでの掲載が行われました。

販売エリアと表紙

『東京ウォーカー』は関東全域で販売され、福島、新潟、長野、山梨、静岡の一部でも購入可能でした。また、表紙は毎号異なり、旬のタレントを起用したり、特集に関連した写真やイラストが使われたりしていました。

記事・連載内容

2019年以降のリニューアルでは、グルメ、お出かけ、ライフスタイルに関する特集が充実し、ページ数も増加。特に100ページを超える特集も見られました。また、特集に加えて新久千映や清野とおるなどの著名な作家によるコミックエッセイ連載が追加され、毎号の内容は多様性に富んでいました。

休刊の背景

2020年5月にはKADOKAWAが休刊を発表しました。これは、生活スタイルの変化などを背景にしたもので、情報発信はウェブサイト「ウォーカープラス」に移行されることになりました。

まとめ

『東京ウォーカー』は、東京とその近郊のトレンドやカルチャーを紹介する重要なメディアとして、多くの読者に親しまれてきました。その歴史は長く、多彩な情報を提供することで、変化するライフスタイルに合わせた内容が展開され続けてきました。雑誌の出版が終了しても、その情報は引き続きウェブを通じて提供され、今後も多くの人々に貴重な情報源として利用されていくことでしょう。

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