千葉県企業局

千葉県企業局について

千葉県企業局（ちばけんきぎょうきょく）は、千葉県内の様々な自治体に対し水道事業や工業用水道事業、土地造成整備事業を行う機関です。主に千葉市、船橋市、松戸市、習志野市、市原市、成田市、印西市、白井市の一部、さらに市川市、鎌ケ谷市、浦安市を対象にしています。

1. 事業内容

水道事業

千葉県企業局は5つの浄水場を有し、これらの施設を通じておよそ11の市に安全な水を供給しています。浄水場の名称には以下のものがあります：
1. 柏井浄水場（千葉市花見川区）
2. 栗山浄水場（松戸市） - この浄水場は2006年に土木学会選奨土木遺産として認定されました。
3. ちば野菊の里浄水場（松戸市）
4. 福増浄水場（市原市）
5. 北総浄水場（印西市本埜地区）

工業用水道事業

千葉県企業局は工業用水道事業も展開しており、以下の地域に供給しています：

• - 東葛・葛南地区
• - 千葉地区
• - 五井市原地区
• - 五井姉崎地区
• - 房総臨海地区
• - 木更津南部地区
• - 北総地区

造成土地管理事業

また、企業局は造成土地管理事業を通じて土地整備を行っています。主なプロジェクトには以下があります：
1. 臨海地域土地造成整備事業 - 浦安、京葉港、木更津、富津を対象。
2. 千葉海浜地区事業 - 幕張新都心の土地整備。
3. 内陸工業用地造成整備事業 - いすみ工業団地、館山工業団地など。
4. 物流用地造成整備事業 - 成田国際物流複合基地の整備。

2. 沿革

千葉県企業局の歴史は長く、過去の水道事業や工業用水道事業を運営していた旧機関が統合される形で発展してきました。以下にその概要を示します：

• - 1959年7月1日：開発行政事務を統合し、千葉県庁内に「開発部」が設置されました。
• - 1963年6月1日：この部局は「開発局」に改組され、地方公営企業法の適用を受けました。
• - 2019年4月1日：旧水道局と旧企業庁が統合し、千葉県企業局が設立されました。

このように、千葉県企業局は水道事業や工業用水道事業を通じて地域の発展に寄与しています。企業局は現在も新たな事業展開や効率的な運営に努めており、地域の住民や企業に対するサービスの向上を目指しています。企業局の所在地は、千葉市花見川区にある幕張庁舎に加え、造成土地管理事業部が美浜区に位置しています。

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